第7話 四天王撃破
宿屋で部屋を取ってから休憩して居ると神殿の神殿長から呼び出しを受けました。
2人で神殿に向かうと攫われている筆頭聖女を助けるのを手伝って欲しいと頼まれました。
了承をすると神殿騎士の人達と解っている3箇所の隠れ家を次々と制圧していきました。
残されている書類により筆頭聖女を閉じ込めている場所が判明しました。神殿騎士の人達と隠れ家を急襲しようとすると50人のワルドと見知らぬ男が現れました。男が話しかけて来ます。
「四天王の2人を倒しているようだがこのセルエル様は倒された2人とは違うぞ」
そこで私は桜ちゃんと攻め込みました。
セルエルを見張りながらワルドを倒していくとセルエルは魔法を放って来ます。
魔法を切り裂きながらワルドを次々と倒して行きます。
大半のワルドを倒した所で残りのワルドを桜ちゃんに任せてセルエルの相手をします。
セルエルは私に雨あられと魔法を放って来ますが魔法が破裂した所でセルエルの目を誤魔化して背後にショート転移すると魔法を放ちます。
「アブソリュートゼロ」
絶対零度の魔法により凍り付いたセルエルを砕く事で決着を付けました。
戦いの間に隠れ家から筆頭聖女を神殿騎士の人達が助け出して居ました。
筆頭聖女を伴って神殿に戻りました。
「貴女達のお蔭で犠牲者無しで筆頭聖女を助け出す事が出来ました。これはその御礼です」
そうして100万ゴールドを受け取ると宿屋に戻りました。
何時ものように愛し合ってから眠りにつきました。
翌日からスーザン帝国に向います。
まずはサウスの町に向かうと交易船でスーザン帝国に向います。
ワンボックスカーでサンライズの街が見えるところまで辿り着くと街は数えられない程のモンスターに囲まれています。
そしてその中にはワルドも見える範囲に数人見えました。
街の人達も塀の上から攻撃していますがモンスターの数が多すぎて陥落まで時間がなさそうです。
ワンボックスカーから降りると攻撃を始めます。
まずは広範囲殲滅魔法で弱い敵から数を減らします。
流石に殲滅と言っても強いモンスターなら耐えられるために有効範囲内でも数匹は生き残ります。
残った敵は無視して移動しながら広範囲殲滅魔法を放つ事で街の塀に取り付いているモンスターの数を減らし街の安全を確保します。
360°回ったことである程度以下の敵を倒して行く間に桜ちゃんが生き残ったモンスターを退治してくれています。
モンスターの死骸は身に付けたマジックバッグに自動的に収納されています。
目につく範囲には50体ほどのワルドと見知らぬ男のみが立っています。
するとワルドが私と桜ちゃんに襲いかかってきますが気にせず始末をします。
すると見知らぬ男が話しかけて来ます。
「貴様らが我以外の四天王を倒した者か、幾ら他の3人が弱かったとはいえ作戦の邪魔をされないように四天王最強のクルセイダー様がここで始末してくれる」
そう言って襲いかかって来ますが余りの遅さにカウンターで魔法剣を放ちます。
「次元斬双剣乱舞」
その一撃でバラバラになりコアと魔石を残して消滅します。
辺りのコアと魔石を回収して居ると街の塀の上から喜びの叫び声が聞こえて門が開きます。
門から出て来た聖堂騎士団の騎士が国の運営の会議で議長を務める神殿長の所まで案内をしてくれました。
「今回はサンライズの街の危機を救ってくださってありがとうございます。お礼として100万ゴールドを受け取って下さい」
そう言われると仕方ないので謝礼金を受け取りました。
神殿から出る為に歩いていると女神像の前で誰かに呼ばれた気がしました。
桜ちゃんと顔を見合わせて居ると見知らぬ部屋に2人で立っていて目の前に美女が立っていて話しかけてきました。
「私の名前はフェルシア、この世界の時空神です。この世界は他の世界を滅ぼした邪神の侵攻により創造神が相討ちの状態で永い眠りについていて、その他の神が力の大半を注ぎ込んで邪神を身動き出来ないようにしています。そして邪神配下の魔王が神々が地上に力を振るえないのを良いことに邪神復活の為に動いています。その対策の為に異世界、つまり貴女達の世界の神である天照大御神に救援を依頼しました。そして派遣されたのが貴女達です。依頼の際にこの世界の情報全てと未来の最大限正しい歴史を天照大御神に渡しました。その為に天照大御神が作ったのがエターナルストーリーオンラインです。そしてそのゲームで手に入れた力を振るえるのが貴女達です。天照大御神からの伝言はこちらの世界の1年は地球での1秒なので、出来るだけそちらの世界で力を振りまけば私達がそちらの世界で活動出来るので好きなように力を振るって欲しいとの事です」
そこまで話を聞くと元の神像の前に立っていました。
そして今まで何となく自分の身体から放出していた神氣を感じ取れるように2人共なりました。
その方向性にも気づいたのでお互いに伸ばして行こうと話し合いました。