桃太郎
あらすじ
あるところにおじいさんとおばあさんとおじいさんがいました。おじいさんは山に柴かりにおばあさんは川に洗濯をしにいきました。おばあさんが川で洗濯していると大きな桃が流れてきました。
家へ帰って桃を切ると元気な男の子が生まれました。男の子は桃太郎と名付けられ、やがて鬼退治に行くと言い出しました。おばあさんにきびだんごを作ってもらい、犬、さる、キジにきびだんごをあたえ、鬼退治に協力してもらって鬼を退治し、鬼の宝物を持っておじいさんんとおばあさんのところに帰りました。
大体のあらすじはこのようなものですが、本来は、桃太郎は桃から生まれたのではなく、桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんがして、できた子が元のお話のようです。だけど、桃太郎侍だって桃を食べて若返ったおばあさんから生まれた桃太郎というでは、決めセリフとしては様にならない。ここは、やっぱり桃から生まれた桃太郎ということにしましょう。
お供は 犬、さる、キジ、なぜ、動物、人間は桃太郎のみ。鬼のスキル、どんなけ弱いんだ。で、この話には鬼の悪行は描かれていないんです。鬼が何をしたんだって、つっこみを入れる人もいますよね。ほんとに鬼さんたち、何をしたんだって話ですよね。しかも、人間一人と動物三匹に退治される鬼って、弱すぎる。こんな鬼の悪行って、たかがしれているんじゃ・・・可愛そうな鬼さんたち。
で、桃太郎たちは鬼ヶ島へ向かいますが、わざわざ、鬼ヶ島へむかわなくとも鬼が攻撃したときに迎え撃つって発想はないんかい。案外、鬼さんたち、鬼ヶ島で平和に暮らしていたんじゃないにかと思います。
なぜか、きびだんごで一つで、桃太郎に従う三匹の動物。もしかして、この動物たちも鬼の弱さを知っていて、鬼の宝物めあてに従っていたんじゃ・・・
そうすると他の人間が鬼の弱さを知らないっていうのも不思議な話だ。思うに人間と鬼はんかよく暮らしていて、あるいは不可侵条約っぽいものを結んでいたのかも・・・それを桃太郎が暴走したんじゃ。
余談ですが、昔、聞いた桃太郎の異聞で、子供ができて困った男女がいて、生まれた子供を巨大な空洞の桃の入れ物に入れて捨てたって話、どっかで聞いたことがあります。
犬、サルは犬猿の仲というぐらい、仲が悪いのにこの話では共闘しているというのも謎だ。この話は謎に満ちている。
落語の桃太郎は子供が親にこの話の教訓めいた話をするストーリー、こんなところに、意外と謎を解くカギがあるのかも・・・