表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ENKA RAP  作者: きらきらひかる
4/5

第一話 演歌命です!(3p)

残念ながら本気で実行に移せる勇気は無いので心の中で叫ぶしかない。


それにしても長いな高橋。

先生来るだろ、早く席戻れ。

と、言ってもまたまた非常に残念ながら俺の真後ろの席なんだけどね。


本当どうして俺ってこう悪運が強いんだろうか。


肩ががっくり項垂れる。


早く家に帰りたい。


帰って演歌を聴きたい、そしてもっとコブシを回せる練習がしたい。



想いに耽っていると先生が入って来て授業が始まった。

あれ程煩かった話し声もいつの間にか聞こえない。


自分も何気なく教科書に目を通し先生の話を聞いてる雰囲気だけ出していた。


時たま視線はちらほらと花里さんに送り乍。


その時後頭部に何か当たる感覚がした。


自ずと触ると小さい欠片が床に転がった。


其れが何か直ぐにわかった。


消しゴムだ。


消しゴムの欠片が転がっている。


直ぐ真後ろの奴(高橋)が当ててきたんだろう。


だからといってコレは決して虐めではない。


実はというと高橋とは中学校から一緒で、よく仲間同士消しゴムを当てて遊んでいた。


その一環で未だに消しゴム当ては続いている。


俺達のコミニュケーションみたいなものだ。


高橋の事は心の中ではとてつもなく苦手だけど。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ