第46話 いざ、トレインの旅へ! 10
「それじゃ、つぎはけんたくんのえらんだえきだね♪」
「うん。みんなたのしみにしててね」
次に行く駅は、この遊びの発案者でもあるけんたくんが選んだ駅なの。けんたくんが選んだ駅がどんなのなのかとても楽しみだね♪
「よ~しそれじゃ、じゅんびもできたことだししゅっぱ~つ☆!」
「「「「「「「「しんこう~☆!」」」」」」」」
こうして、私たちはけんたくんの選んだ駅を目指して出発したの。
「「「「「「「「ガタンゴト~ン~、ガタンゴト~ン~♪」」」」」」」」
「やっぱりこれとってもたのしい!」
「あかねもこれとってもたのしい~♪」
ひろくんやあかねちゃんが言うように、やっぱりこれってとっても楽しいんだよね♪ 本当に電車に乗ってるような感じで動いているんだよね♪
「ねぇねぇ、けんたくんはどんなばしょのところをえきにしたの?」
「ぼくがえらんだえきは、ぼくにとってはたからものがいっぱいあるようなところをえきにしたよ」
「けんたくんにとっては、たからものがいっぱいあるようなばしょ?」
「そう。みんなはどうおもうかわからないけど、ぼくにとってはたからものがいっぱいあるようなところだよ」
けんたくんが選んだ駅はどうやら、けんたくんにとっては宝物がいっぱいあるような場所みたいなんだけど、それって一体どんな場所なんだろう? それにけんたくんは私たちがどう思うか分からないって言っていたけど、それって何でなんだろう?
「まあそのこたえは、ぼくがえらんだえきをみれば、きっとわかるとおもうよ」
「うん、わかった♪ そうするね♪」
けんたくんが駅に着けば、その答えが分かると言ってくれたので、私たちはけんたくんが選んだ駅に着くまで、その答えを楽しみにすることにしたの♪
「ついたよ。ここがぼくのえらんだえき、ガラクタくろえだよ」
けんたくんが選んだ駅はどうやら、ガラクタくろえというガラクタ屋さんだったの。そしてそれと同時に、私たちはけんたくんの言っていたことが分かったの。
(あ~……、だからけんたくんにとっては、たからものがいっぱいあるようなばしょなんだね……)
そうなの。いろんな物を作る発明家のけんたくんにとっては、このガラクタが宝物のように感じちゃうみたいなの。そうなると、けんたくんがみんなはどう思うか分からないって言っていたことにも説明が付くの。確かに私たちが見ても何も感じなかったの。でもけんたくんにとっては、とっても大好きな場所なんだよね♪
「ぼくにとってはここはたからものがいっぱいあるようなところなんだけど、みんなはどうかな?」
「う~ん……、わたしたちはとくになにもかんじないかな……」
みんなはどう思ったかとけんたくんに聞かれた私たちは、私が代表して、特に何も感じなかったことをけんたくんに伝えたの。けんたくんには申し訳ないんだけど、私たちにはその素晴らしさがあまり分からなかったの……。
「そっか。やっぱりあやちゃんたちにはあまりよくわからなかったか」
「あはは……、ごめんね、けんたくん」
「ううん、ぜんぜんだいじょうぶだよ。たぶんりかいされないとおもっていたから」
どうやら、けんたくんは私たちが理解出来ないことを分かっていたみたいなの。あはは……、けんたくんはこれを理解されないことを自覚していたんだね……。でも、これがけんたくんの好きなことなんだから、ちょっとは気になるんだけどね♪
「それじゃ、なかにはいろっか」
「うん☆! はいろうはいろう~♪」
そして私たちは、ガラクタくろえに入ったの。
「いらっしゃ~い。おぉ~、けんたくんじゃないか」
「こんにちは。かずおおじさん」
どうやらけんたくんも、お店の人と知り合いだったみたいなの。
「今日は他にもいるようだが、もしかしてけんたくんのお友達か?」
「うん、そうだよ」
「そうかそうか。けんたくんにもお友達が出来たのか。しかもこんなに」
「うん! ぼくもこんなにおともだちができたんだ」
かずおおじさんは、けんたくんがお友達出来たことにとても嬉しそうだったの♪
ちなみにかずおおじさんは黒江和雄と言って、このガラクタくろえの店長でいろんなガラクタを販売しているの。
「ところでけんたくん。今日も何か持って帰るか?」
「うん。きょうはつつをもってかえろうとおもう」
「そうか。それじゃ、遠慮なく持っていてくれ」
「うん、ありがとう。かずおおじさん」
どうやらけんたくんは、このガラクタくろえでガラクタを何回も持って帰ってるみたいなの。
「ねぇねぇ、けんたくん。おかねははらわなくていいの?」
「心配ねぇぜ、嬢ちゃん。けんたくんには特別にタダで持って帰っていいようにしてるんだぜ」
「えっ、そうなの!?」
何と、けんたくんには特別に無料で商品を持って帰っていいようにしているみたいなの! けんたくんと和雄おじさんって、それぐらいとっても仲良しなんだね♪
「といっても、けんたくんがタダで持って帰っていいのはあの範囲だけになるけどな。見てごらん」
「うん?」
私たちは和雄おじさんに言われて、けんたくんの方を見てみると、そこにはけんたくん専用箱と書かれていたものが見えたの。
「あのけんたくん専用箱の中ならタダで持って帰っていいようにしたんだぜ」
「「「「「「「へぇ~」」」」」」」
後で聞いてみると、けんたくんがガラクタをたくさん買っていたみたいで、和雄おじさんはそれが嬉しくて、せっかくだからけんたくんには無償で持って帰ることを考え、それでけんたくん専用箱が出来たみたいなの。ちなみに、このガラクタはけんたくんの物作りの材料として使うみたいなの♪ このダンボール電車もここのガラクタくろえの物で作ったみたいなの♪ やっぱりけんたくんは物作りの天才だね♪
「かずおおじさん、ありがとう。このつつだいじにつかうね」
「オウ! しっかり使ってくれよな!」
「うん!」
そしてその後、私たちは和雄おじさんと笑顔でお別れをして次の駅を目指し、ダンボールの電車に乗ったの。
「それじゃこのちょうしで、つぎのえきもめざすぞ~☆!」
「「「「「「「オ~☆!」」」」」」」
そして私たちは次の駅を目指して、そのまま出発したの。残す駅もかなえちゃんと私の駅だけだね♪




