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第4話 物作りの天才さん、ここに現る!

またしても、遅くなってしまい、申し訳ございません……。

 私とかなえちゃん、そして、かえでくんも加わり、今日もお友達作りをしているんだよ♪


「それにしても、かえでくんもフラフェリみてるなんて、わたし、びっくりしちゃったよ~!」


「うん。わたしもびっくりしちゃった!」


「べっ、べつにいいじゃないか! おとこのこがフラフェリみてもね☆」


(かえでくんが少し動揺している……)


 ちなみに、フラフェリは女の子向けのアニメみたいなの。でも、別に私は男の子が観ても、全然気にしないけどね♪

 私も男の子向けのアニメを観ているんだもん♪


「いや、そういうことじゃなくて……、ただ、なんとなく、イメージがなかったていうか……」


「うん……。かえでくんはたたかうけいをみているイメージがつよいんだよね」


「なるほどね。まっ、そういうのもみているけど、あやちゃんもかなえちゃんも、そういうのもみてるでしょ?」


「「うん! みてる~♪」」


「だよね。てっ、おい! けっきょく、ふたりもそういうのみているじゃないですか~!」


「「アハハ。そうだね。ごめんね~♪」」


 なんて、話をしながら、私たち3人で楽しんだの♪

 そして、話は本題のお友達作りになったの。


「そういえば、フラフェリのようせいさんたちは、おんなのこが4にんで、おとこのこも4にんだったから、おんなのこはあとふたりで、おとこのこはあと3人になるんだね」


「うん。そうだよ♪ みんなでがんばろうね♪」


「そうだね。みんなでがんばらないとね!」


 私は、かえでくんもお友達作りに協力してくれて、とても嬉しかったの。


「……ん?」


「どうしたの? かなえちゃん」


 かなえちゃんが何かを見て、疑問に思ったみたいなの。


「あのこ、なにをしているんだろう……?」


「「あのこ?」」


 私とかえでくんもあの子を見ていると、何やらガサゴソとしているの。


「ほんとだね。あのこ、いったいなにをしているんだろう?」


「もしかしたら、なにかつくっているんじゃない?」


「「あっ、そうかも!」」


 かえでくんの予想に、私とかなえちゃんは納得したの。

(確かにそうかもしれないね)


「ねぇ、あのこってもしかして、けんたくんじゃない?」


「「えっ?」」


 私は、あの子を見て、誰だか分かったの!


「あっ! ほんとだ! よくみたら、たしかにけんたくんだ!」


「フッ! あれはたしかに、けんたくんだぜ」


「でしょ~。そういえば、けんたくんって、なにかをつくることでゆうめいだよね?」


「そうそう! いつもなにかつくっているんだよね」


「このまえもたしか、なにかつくっていたぜ」


 けんたくんって、もしかして、作るのが大好きな子かもしれない。ちょっと気になってきたかも。


「ねぇ、せっかくだし、けんたくんにききにいってみようよ☆!」


「「うん! さんせい♪」」


 というわけで、私たちはけんたくんに聞きに行くことにしたの。


「ねぇねえ、けんたくん♪」


「ん? どうしたの? あやちゃん」


 この子は山口けんたくん。作ることが大好きな男の子なの。幼稚園にいるときも、黙々と何かを作ることが多いんだよ♪ この前も砂時計やおもちゃのお城を作っていたみたいなの!

 すごい! 何だかとっても、憧れちゃうね♪


「いま、なにつくっているの?」


「いまはね、くるまのラジコンをつくっているんだ」


「そうなんだ♪」


 どうやら、けんたくんは車のラジコンを作っていたみたいなの。


「そう。かんせいしたら、あとではしらせようかなとおもうんだ」


「そうなの!? すごいじゃない! かんせいがたのしみだね♪」


「へへっ。ありがとう」


「ねぇけんたくん、それって、あとどれぐらいでかんせいするの?」


 かなえちゃんがけんたくんに、後どれぐらいで完成するのか聞いたの。

(私もそれ、気になる!)


「あともうすこしで、かんせいするよ」


「そうなんだ♪ わたしもかんせいがたのしみです☆」


「かなえちゃんもありがとう」


 けんたくんのラジコンは、後もう少しで、完成なんだね。

(うぅ~、どんなのが出来るのか気になる~!)


「けんたくんは、これをひとりでつくっているんだよね?」


「うん。そうだよ。かえでくん」


「これをひとりでつくっているんだから、けんたくんはすごいなぁ~……。ハッ! これはまさか……、ぼくにライバルがとうじょうしたのでは!?」


「「「いや、それはない!」」」


「ガーン……! まさかの3にんどうじですか……」


 ライバルって……。一体、何のライバルなの?


「それはさておき、ぼくもけんたくんのラジコンのかんせいをたのしみにしてるぜ☆!」


「うん。かえでくんもありがとう」


 かえでくんは、ウインクをして言ったの。キッザ~!

(てか、自分で言っておいて、何がさておきよ!)


「よーし、がんばるぞー!」


 けんたくんはラストスパートをかけ、ラジコンの完成を目指したの。


――カチッ、コチッ、カチッ、コチッ――


「できた~!」


「「「おぉ~☆!」」」


 私たち3人は、けんたくんが作った車のラジコンを見て、目をキラキラ輝かせたの♪


「これをひとりでつくるなんて……、けんたくん、すごいです!」

「かなえちゃん、ありがとう」


 うん! 本当にすごいと思う! 私たちと同じ5才なのに、けんたくんは1人で、車のラジコンを作っちゃったんだもんね♪ すごすぎる!


「それじゃ、ぼくはさっそく、このくるまをそとではしらせるけど、みんなはどうする?」


「「「もちろん、いきます!」」」


 私たち3人は同時に、けんたくんに賛成の返事をしたの。

(そりゃもちろん、けんたくんが作った車が走る姿を見たいもん☆。)


「うん。わかった。それじゃ、みんなでいっしょにいこう。」


「うん♪ いこいこう♪」


 私たちは外に出て、いよいよ、けんたくんが作った、車のラジコンの成果を見るときが来たの。

(う~ん! 楽しみ♪)


「けんたくん、いよいよだね♪」


「うん!」


「けんたくんがつくった、くるまのラジコンがどれだけはしれるのかたのしみです♪」


「すばらしいかつやくをしてくれることをきたいしてるぜ☆。」


「うん! みんなありがとう」


 そして、準備は整い、けんたくんが作った、車のラジコンを走らせる時がいよいよやって来たの。


「それじゃ、いくよ!」


「「「うん!」」」


「「「「3―2―1……スタート!」」」」


――ブォーン!――


「「「おぉ~!」」」


 けんたくんが作った、車のラジコンは遂に走りだし、私たちは夢中になっていたの。


――ブーン!――


「すごい☆! ちゃんとはしってる!」


「スピードもちゃんとでています!」


「まったく、けんたくんはつくづく、すごいひとだぜ」


 けんたくんのあまりの凄さに、私たちはとても感激していたの。


――ブーン……! ガチャッ!――


「とりあえず、これぐらいにしておこう」


――パチパチパチ――


 私たちはけんたくんに拍手したの。だって、本当に凄かったんだもん♪


「みんなありがとう。ぼくのラジコンどうだった?」


「とてもすばらしいです☆!」


「すごすぎて、かんどうしちゃいました☆!」


「まったく、けんたくんにほれぼれするぜ☆」


 と、私たちはそれぞれ思い思いに、けんたくんに感想を述べたの。


「そういってくれて、ぼくはとてもうれしいです」


「うん。わたしたちもけんたくんがかつやくできて、とてもうれしいよ♪ それとけんたくん、あのね」


「ん? なに?」


 ここで私は、フラフェリみたいにお友達を作っていることをけんたくんに伝えたの。


「なるほど。それはとてもたのしそうですね」


「うん♪ そうなの♪ ねぇ、けんたくん、わたしたちといっしょにおともだちになろう♪」


「はい! ぜひ! よろこんで!」


「「「ほんと!? やった~☆!」」」


 こうして、私たちはけんたくんとお友達になったの♪ やった~☆。


「けんたくん、これからもよろしくね♪」


「はい。こちらこそ、よろしくおねがいします」


 けんたくんのラジコンも無事に成功して、さらに、けんたくんともお友達になり、今日はと~っても、幸せハッピーな1日だよ♪ 

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