第35話 かくれんぼパニック 9
「かえでくん、どこにいるんだろう?」
「なかなかみつからないね」
「うん。でもあきらめないで、がんばってみつけよう♪」
「うん♪ そうだね♪」
私たちはそれからもしばらくくまなく探すのだけど、全然見つからず、結局かえでくんを見つけることが出来ないまま、そのままタイムアップになってしまったの。(実は、制限時間があったの♪)結果、このかくれんぼはかえでくんが勝利したの♪ かえでくん、おめでとう♪
「けっきょく、かえでくんをみつけられなかったね」
「うん。そうだね」
「それにしても、かえでくんはどこにかくれていたんだろう?」
「う~ん……、いったいどこにかくれていたんだろう?」
「フッ! ここだぜ」
「「「「「「「うわっ!?」」」」」」」
私たちがかえでくんはどこに隠れていたんだろうと悩んでいたら、上の方からかえでくんの声が聞こえてきたの! えっ、うっそ~!?
「かっ、かえでくん!? もしかして、かえでくんがかくれていたところって、きのうえだったの!?」
「そうだぜ。ぜんぜんわからなかっただろ?」
「そりゃ~、わからないよ~」
かえでくんが隠れていたのは何と木の上だったの! そりゃ、見つかるわけないよ~。さすがに上までは考えてなかったよ~。そして私はそれと同時に、あることに気付いたの。
「そういえば、かえでくん。どうしてずっと、きのうえにいたままなの?」
そう。私はかえでくんがずっと、木の上にいたままなことに気付いたの。
「フッ! じつはきをのぼったのはいいけど、おりられないことにきづいてしまったからさ」
「「「「「「「……え~……」」」」」」」
「ちょっと!? ひくのはやめてくれない!?」
ハァ~……、何やってんだか……。そんな堂々と言えたことじゃないよ……、かえでくん……。
「でも、どうすればかえでくんをたすけられるんだろう?」
「わたしたちでは、かえでくんをたすけるのはむずかしいよね」
「みんなおねがいです! ボクをたすけてください!」
かえでくんが全然ナルシストじゃない!? それぐらい、かえでくんもとっても怖いんだね。
「う~ん……、あっ! あのおにいさんに、かえでくんをたすけてもらおう!」
ここで私は、たまたま公園の近くを通っていたお兄さんに気付いたの。
「うん! そうしよう!」
「ありがとう♪ それじゃみんなで、あのおにいさんにこえをかけよう!」
そして私たちはかえでくんを助けるため、お兄さんのところに向かったの。
「「「「「「「すいませ~ん!」」」」」」」
「君たち、どうしたの?」
私たちは早速、お兄さんに声をかけ、お兄さんは気付いてくれて、私たちに、声をかけてくれたの。
「じつはみんなでかくれんぼをしていたら、ともだちがきのうえにかくれてしまって、それからおりれなくなっているんです!」
私はかくれんぼで、かえでくんが木の上に隠れて、その後降りれなくなっていることをお兄さんに伝えたの。
「それは大変だ! すぐに僕が助けるよ!」
「「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」」
事情は知ったお兄さんはすぐに、かえでくんを助けることを決めたの。そして、私たちはお兄さんをかえでくんのところに案内したの。




