第34話 かくれんぼパニック 8
「ねぇ、かなえちゃん。そっちはどう?」
「ううん。こっちにはだれもいない。あやちゃんは?」
「ううん。こっちにもだれもいない」
私たちはななみちゃんとかえでくんを見つけるため、くまなく探していたの。
「としくん。そっちはどうかな?」
「ううん。こっちにもいない。けんたくんは?」
「こっちにもだれもいないよ」
「ねぇ、ひろくん。そっちはみつかった?」
「こっちもみつからないです。あかねちゃんは?」
「ううん。こっちもみつからなかった」
私たちはいろんなところを探したけど、中々見つからなかったの。
「なかなかみつからないね」
「ねぇねぇ、つぎはこっちをさがしてみようよ~」
とここで、あかねちゃんがベンチを探すことを提案したの。
「うん♪ いいよ♪ それじゃ、みんなでベンチのところにいこう♪」
「やった~♪」
という訳で、私たちはあかねちゃんの提案に賛成し、ベンチのところに行くことにしたの。実はこのベンチにも誰かが隠れていたの。
(さすがに、ここをさがすことはないよね? それにしても、こんなにかくれられるなんておもわなかったから、とってもうれしい♪)
実はベンチにはななみちゃんが隠れていたの。しかもななみちゃんは、ベンチの座る部分の下に隠れていたの。
「とりあえず、ベンチについたね」
「それじゃ、みんなでベンチにだれかかくれていないかさがそう~☆!」
「「「「「「オー☆!」」」」」」
(あっ、あやちゃんたちだ♪ でも、かえでくんがいなかったね。ということは、まだみつかってないのはわたしとかえでくんだけなんだね。そっか。あやちゃんはすでに、ほとんどみつけていたんだね♪)
ガサゴソ……。
(でも、もうわたしも、みつかっちゃうね)
ガサゴソ……。
「「「「「「あっ☆! ななみちゃん、み~っけ♪」」」」」」
「ハァ~、みつかっちゃった♪」
(やっぱり、みつかちゃったね♪)
ベンチの下を覗いてみると、そこにはななみちゃんがいて、私たちはななみちゃんを見つけることが出来たの♪ やった~♪ これで残るはかえでくんだけだね♪
「でもまさか、こんなにかくれられるとはわたしもびっくりしちゃった♪」
ななみちゃんは自分がこんなに隠れられたことに、びっくりしていたみたいなの。
「ななみちゃんはやっぱりすごいね♪ ななみちゃんがまさか、ベンチのしたにかくれているなんておもわなかったよ~」
私たちもいろんなところを探したけど、ベンチの下は探していなかったの。まさか、ベンチの下に隠れているとは思ってもみなかったの。
「えへへ♪ むずかしかったでしょ?」
「うん♪ むずかしかった♪」
だってななみちゃんを見つけるのにこんなに時間がかかったんだもん♪ とっても難しかったよ~。
「これであと、のこってるのはかえでくんだけだね」
「うん。はやくかえでくんをみつけないとね♪」
「そうだね♪ よ~し♪ それじゃみんなで、かえでくんをみつけるぞ~☆!」
「「「「「「「オー☆!」」」」」」」
そして私たちはかえでくんを見つけるために、再び動き始めたの。
(フッフッフッ! あまいぜ、あやちゃん。このボクのすばらしいひらめきには、ぜったいにかてないとおもうぜ。まさか、こんなところにかくれているなんて、ゆめにもおもっていないだろう。このしょうぶ、ボクのかちだぜ!)
それから私たちはかえでくんを探していたんだけど、これが中々、見つけられなかったの。




