第18話 素晴らしい未来がきっと待っているよ♪ 4
1ヶ月ぶりの最新話です。
「それじゃ、次の作戦に行こう☆!」
「「「「「「「オー☆!」」」」」」」
ひろくんとお友達になる作戦を2つ失敗してしまった私たちは、次なる作戦に移ったの。
作戦その3『紙芝居を読んで、ひろくんを喜ばせる作戦』
「こんどは、としくんのかんがえたさくせんだね♪」
「うん! ぼく、がんばる!」
としくんは、紙芝居を用意していて、とてもやる気満々だったの。
「そのかみしばいって、としくんがかいたんだよね♪」
「うん! ひろくんのために、がんばってかいたんだ」
ななみちゃんの質問に、としくんは頷いたの。
そうなの。何たってとしくんは、この日の為に、い~っぱい、紙芝居の絵を描いたんだよね♪
「もしかして、それ、1人で全部描いたの?」
ももか先生がとしくんに質問したの。
「うん。そうだよ!」
ももか先生の質問に、としくんは元気いっぱいに答えたの♪
「そうなんだ♪ としくんはやっぱり凄いね♪」
ももか先生は、としくんのその凄さに、改めて感心したの。
「ももかせんせい、ありがとうございます!」
としくんは、ももか先生に感謝したの。
「それじゃ、ふたたび、ひろくんのところにいこうー☆!」
「「「「「「「オー☆!」」」」」」」
そして私たちは、再び、ひろくんの所に向かったの。
「みんな、ごめんなさい……。みんながきぐるみをきていて、いっしょにふれあって、たのしかったけど、ねこをみて、こわくて、にげてしまったよ~……」
「おーい、ひろとくーん!」
「あっ! ももかせんせい!」
ももか先生はひろくんを見つけて、ひろくんを呼んだの。
「やっと見つけた。もう、ひろとくんがまたいきなり逃げちゃうから、先生びっくりしちゃったよ~」
「ごめんなさい」
「ううん。全然いいよ♪ あっ! そういえばさっき、近くで、面白いお話をしている子を見つけたの。良かったら、一緒に見に行かない?」
ここでももか先生が、ひろくんが私たちの所に行くように、仕向けてくれたの。
「えっ!? いいの!?」
「うん。もちろんだよ♪」
ももか先生は、ひろくんが来ることをとても歓迎していたの。
「さて、そうと決まれば、ひろとくん、先生と一緒に見に行こう♪」
「うん!」
こうして、ひろくんはももか先生と一緒に、私たちの所に来てくれることになったの♪
「ねぇ、ももかせんせい」
「ん? 何?」
「そのおもしろいおはなしをしているこって、どんなこなの?」
ひろくんはその子がどんな子なのか気になり、ももか先生に聞いたの。
「う~ん、それは見てのお楽しみかな♪」
「うん! わかった!」
ももか先生はその子がどんな子かは見てのお楽しみと言い、ひろくんは納得したみたいなの。
「あっ、着いたよ。ひろとくん♪」
ももか先生は、その子の所に着いたことをひろくんに伝えたの。
「見てごらん」
「うん。……わぁ~……!」
ひろくんは、ももか先生に言われて見てみると、そこには、としくんが紙芝居をしていて、それを私たちが見ていて、とても楽しんでいる光景だったの。
「ねっ? とても面白いお話をしているでしょ?」
「うん! おもしろいおはなしをしているこって、としくんのことだったんだね!」
ひろくんは、面白いお話をしている子がとしくんだと分かり、とてもビックリした様子だったの!
「そう♪ としくんが自分で紙芝居を作って、みんなの前で披露しているんだよ♪」
そして、ももか先生は、この紙芝居を作ったのはとしくん自身だということをひろくんに伝えたの。
「えっ!? そうなの!?」
この紙芝居を作っていたのがとしくんだと分かり、ひろくんは再びビックリした様子だったの!
「うん。そうだよ♪」
「そうなんだ! としくんって、やっぱりスゴイひとなんだね!」
としくんの凄さに、ひろくんは感心していたの。
「ねぇ、ももかせんせい。ぼくもとしくんのかみしばいみにいってもいいかな?」
「うん。もちろんだよ♪ ぜひ、楽しんでね♪」
「うん!」
こうして、ひろくんは私たちと一緒に、としくんの紙芝居を見ることにしたの。
「みんな~!」
「あっ! ひろくんだ♪」
としくんの紙芝居劇場に、ひろくんも来てくれて、私たちはとても嬉しかったの♪
「ぼくもとしくんのかみしばい、みてもいいかな?」
「うん☆! もちろんいいよ♪」
「わーい! あやちゃん、ありがとう」
私はひろくんがとしくんの紙芝居劇場を見ることを歓迎したの。
「ひろくんもみてくれるなんて、ぼくはとってもうれしいです!」
としくんも自分の作った紙芝居をひろくんも見てくれることに、とっても嬉しかったみたいなの。
「それじゃ、ひろくんもみにきてくれたので、つぎはこのおはなしにするよ。タイトルは、ぼくとりゅうのだいぼうけんだよ」
「「「「「「「おぉ~☆!」」」」」」」
こうして、としくんの紙芝居劇場が始まり、3つ目の作戦がスタートしたの。
「むかーしむかし、ちいさなむらに、ひとりのおとこのこがいました」
今回、としくんが読んでくれる紙芝居は、ぼくとりゅうのだいぼうけんで、としくんが頑張って作ってくれた自信作なの!
「おとこのこのなまえはゲルデといって、とってもげんきなおとこのこで、いつもいろんなところにぼうけんにでていきます」
「なんだかとってもおもしろそうだね♪」
「うん♪」
私たちは冒頭部分を聞いて、これからの展開がとても面白そうだと思ったの。
「『やっぱり、ぼうけんはたのしいな! ん?』」
「ゲルデは、いつものようにぼうけんをしていると、1ぴきのりゅうをみつけました」
「『クゥゥ~……』」
「『おい……、このりゅう、ケガしてるじゃんか……』」
「ゲルデがみつけたりゅうはケガをしていて、ゲルデはりゅうをてあてすることにしました」
「りゅうくん、だいじょうぶかな……」
「なにがあったんだろう……?」
私たちもゲルデくんが見つけた竜をとても心配したの。
「『よし、もうだいじょうぶだよ』」
「『クゥゥ~♪』」
「ゲルデはみごと、りゅうのケガをなおし、りゅうはとてもげんきになりました」
「よかったぁ~♪」
「りゅうくん、げんきになったんだね♪」
私たちは、竜が元気になった事に、とても喜んだの。
「よかっ……、よかったよ~……!」
「うぇっ!? ひろくん!?」
中でもひろくんは、とっても泣いちゃうぐらい、とても喜んでくれたの。だけど……。
「ほんとうによかった~……! うわぁ~ん!」
「あはは……」
ひろくんがあまりにも泣いちゃうものだから、もう、紙芝居どころじゃなくなったの。
「ひろとくん。とりあえず、先生と一緒に教室に行こう」
「うっ……、うん……」
ももか先生はひろくんが泣き止むまで一旦、教室で一緒に待機することにしたの。
「さいごまで、かみしばいできなかったね……」
「ひろくんに、さいごまでかみしばいきかせてあげたかったな……」
ひろくんがあまりにも泣いてしまったため、この作戦も失敗に終わってしまったの。
「でも、ひろくんはとしくんのかみしばいに、とてもむちゅうになっていたぜ☆!」
「たしかに、むちゅうになっていたね♪」
かえでくんやかなえちゃんの言うように、ひろくんはとしくんの紙芝居に夢中になっていて、とても泣いちゃうぐらい聞き入っていたから、ある意味、この作戦は一番上手くいったと思ったの。
「うん。たしかにひろくんは、ぼくのかみしばいにむちゅうになってくれていたね」
ひろくんが自分の紙芝居に夢中になっていたことが分かり、としくんはとても嬉しそうだったの。
「よーし☆! それじゃ、つぎのさくせんにむけて、がんばるぞー☆!」
「「「「「「オー☆!」」」」」」
そして私たちは、次なる作戦に向けて、準備したの。
作戦その4『手品を披露して、ひろくんをキラキラさせちゃう作戦』
「つぎは、ななみちゃんのかんがえたさくせんだね♪」
「うん♪ みんながんばろうね♪」
私たちも教室に戻り、手品の準備をしていたの。
「でもよかった♪ ひろくんがまたげんきになってくれて♪」
「うん。そうだね♪」
としくんの紙芝居で、とても泣いてしまったひろくんだけど、今はももか先生と一緒に遊んでいて、私たちは何だかとてもホッとしたの。
「それにしても、かえでくんもけんたくんもすごいね♪ きぐるみだけじゃなくて、てじなグッズもあるんだね♪」
着ぐるみの時もそうだったけど、今回のほとんどの手品グッズもかえでくんとけんたくんが用意してくれたの。
「てじなグッズもつくったことがあったから、みんなのやくにたてて、うれしいよ」
「やっぱりこれも、けんたくんがつくったものなんだね♪」
どうやら、手品グッズもけんたくんは作っていたみたいなの。
(やっぱり、けんたくんはとても凄い子だね♪)
「フッ! ボクはいえでよく、てじなをしていたからね☆」
「かえでくんって、てじなやったことあるんだ! スゴイ☆!」
「フッ! れいにはおよばないぜ☆」
かえでくんは家でよく、手品をしているって言ってたけど、家でのかえでくんって、どんな感じなんだろう?
「それじゃ、じゅんびもできたし、ひろくんのところにいこうー☆!」
「「「「「「オー☆!」」」」」」
私たちは手品の準備を終え、ひろくんの所に向かったの。
「「「「「「「ひろくーん☆!」」」」」」」
「あっ、ひろとくん。またみんなが来てくれたよ♪」
「うん!」
私たちはひろくんの所に行き、ひろくんはとても嬉しそうだったの。
「これより、わたしたちによる、マジックショーをはじめます!」
「おぉ~、ひろとくん楽しみだね♪」
「うん! とってもたのしみ!」
私たちはひろくんの為にマジックショーを開き、4つ目の作戦がスタートしたの。
「まずさいしょは、かえでくんのマジックだよ♪」
「フッ! このボクにまかせるがいいさ☆」
相変わらずのナルシストっぷりを見せるかえでくんだけど、私は、そんなかえでくんをどこか期待していたの。
「ホッ! トゥァ!」
「うわぁ~、すごいすごい!」
「かえでくんって、こんなに凄かったんだね……」
ひろくんもももか先生も私たちもかえでくんの手品を見て、とても見入っていたの。
かえでくんの手品は、何だかとても鮮やかで、華麗に決めていたの。私はこの時のかえでくんを見て、何だか本当にとてもかっこいいなと思ったの♪
「ハイ!」
――パチパチパチパチ……!――
かえでくんの手品は無事に成功して、私たちはかえでくんの手品の素晴らしさに、拍手をしたの。
「かえでくんって、こんなにすごいひとだったんだね!」
「ねぇ。先生もビックリしちゃったよ」
かえでくんのあまりの凄さに、ひろくんもももか先生もとてもビックリしていたの!
(私たちもビックリしているんだけどね♪)
「そしてつぎは、けんたくんのマジックだよ♪」
この後のけんたくんの手品も無事に成功し、いよいよ私の出番になったの。
「それじゃつぎは、あやちゃんのマジックだよ♪」
「ハーイ☆!」
「つぎはあやちゃんのマジックなんだね」
「どんなマジックをしてくれるのか、楽しみだね♪」
かなえちゃんの紹介コールと共に、私は元気よく、ひろくんとももか先生の前に立ったの。
(ちなみに、かえでくんとけんたくんの紹介コールは私がやっていたの♪)
「わたしは、ボールをつかったマジックをします☆!」
「「おぉ~」」
私はボールを使った手品をすることをひろくんとももか先生に伝え、いよいよ披露するときがきたの。
「それじゃいくよ♪ まずここに、3つのボールがあります」
「「うんうん」」
「そして、てをにぎり、もどすと、なんとボールが4つになったの!」
「えっ、うそ!? スゴイ!」
ひろくんもビックリしてくれて、私の手品もとても順調だったの。
「そしてさらに、てをにぎると……」
ここでさらに、ボールを増やそうと手品をしたんだけど、思わぬハプニングが起きてしまったの……。
「なんと……」
「あやちゃん、ボールがおちちゃってるよ……」
「えっ、ウソ!?」
ボールを落としてしまい、私は慌ててボールを拾おうとしたんだけど……。
ツルッ!
「うわっ!?」
ボールを拾おうとしたら、滑って転んでしまい、他のボールたちも落としてしまったの……。
「あちゃ~……」
「えーん! しっぱいにおわちゃったよ~……」
順調だったのは最初だけで、私の手品は失敗に終わってしまったの……。
「わわっ!?」
そして、私の手品の失敗が影響したのか、その後のかなえちゃんたちの手品も全て失敗に終わってしまったの……。
「みんな。とりあえず、ここはいったんひこう……」
「うん。そうだね……」
「「「「「「「しつれいしました!」」」」」」」
「あっ、みんないっちゃうの……?」
私たちのせいで、この作戦も失敗してしまい、今度は逆に私たちが逃げてしまったの……。
「みんなごめんね……。わたしのせいで、しっぱいさせちゃって……」
「そんな。あやちゃんのせいじゃないよ」
私が落ち込んでしまい、かなえちゃんが慰めてくれたの。
「きをとりなおして、つぎのさくせんがんばろう♪」
「あかねちゃん……」
あかねちゃんが私を立ち直らせるために、励ましてくれたの。
「うん。そうだね。みんな。つぎのさくせん、ぜったいにせいこうしようね♪」
私はあかねちゃんの一言で無事に立ち直り、次の作戦を絶対に成功することを宣言したの。
「うん! もちろん♪」
「やっぱり、あやちゃんはこうでなくちゃね♪」
「よーし☆! それじゃ、つぎのさくせんもがんばるぞー☆!」
「「「「「「オー☆!」」」」」」
これまで、ことごとく作戦が失敗しちゃったけど、絶対にひろくんとお友達になるまで、頑張るんだから☆!
このお話はまだ続きます。それでは、次回もお楽しみに!




