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紅葉の缶詰め

桜と星【春の詩企画】

作者: 一 茜


その桜は

相も変わらず淡い色だった


風に誘われ

春を抱き

刃向かいながら地に堕ちる


ひらりひらりと舞う彼女らは

ただこの春のため 化粧する



その夜は

いつもと変わらぬ墨色だった


月を誘って

空を抱き

ゆったりしながら地を照らす


罪人 猛き英雄も

ぐるぐる回って瞬くのみ



けれども

そうではあるけれど


今日の星夜は一度きり

星が輝き 桜を照らす


月色染まる淡い桜が

風に押されて星になる






制作・2019年1月ぐらい

題「桜と星」で友達と詩を作ったもの





君に届け。


本作は「春の詩企画」参加作品です。

企画の概要については下記URLをご覧ください。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2230859/(志茂塚ゆり活動報告

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― 新着の感想 ―
[良い点] 企画ご参加ありがとうございます。 はっとさせられるほど美しい詩ですね。 幻想的な夜桜が目に浮かぶようです。 最後の連、散る桜は確かに星がきらめくように見えます。
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