三話
さて、突然だが、現実とは残酷なものである。
例えば、自分がいくら友達だと思っていても相手も友達だと思っていなければそれは友達ではない。
学校では基本的には現実を見ることはないだろう。
だが学校にも現実を見るイベントは多々ある。
そのほとんどが生徒から嫌われるものである
テスト、陰口、各種発表の類
それに付け加えて俺の場合身体能力検査
これらの要因が相まって学校が嫌いなのだが…
その多くはこのチートともいえる能力で解決できる
≪次の単語テストに出ますよ!スペルは?≫
え、なんの?
≪チートですよ、範囲に入っていましたよ≫
こいつは勉強方法を教えてくれるが決してテスト中には口出ししない
≪そんなの当り前ですよ!そんなの不正行為じゃないですか!≫
学校生活に苦しんでいる民からしたらお前の存在自体が不正行為なのだが…
cheatだったっけ?
≪正解です!では次の英単語テスト頑張ってください≫
あ、落ちた。
そういえばオンオフ切り替えられるらしいな
これは俺がスクールライフサポートに依存しすぎないようにという意味もあるらしい。
俺はなんらかんらで日々を楽しく過ごしていた
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「では、体育祭の種目決めを行います」
文化祭、体育祭、めんどく祭
≪うまいことを言ったつもりですか?試しに皆さんの前で発言してみては?≫
ごめんな祭
≪……≫
ごめんなさい
「ではまず、二人三脚からだ、男女のペアだが決まっている者はいるか?」
あ、やらかした、約束してないと浮くやつじゃん
おーい
≪ここは人が寄ってくるのを待ちましょう≫
了解
~~数分後~~
「香川君組む人いないの?私と組まない?」
その子は少し緊張した様子で話しかけてきた
ど、どうすればいいんだ?「うん?一緒に組む?(爽やかイケメンスマイル)」
なんてできないし、、どうすればいいんですか?
俺は考えることを放棄した
≪仕方ありませんねぇ≫
やれやれという感じで、それでいて少しうれしそうに
≪ごめん、他の子と約束があるんだ≫
「ごめん、他の子と約束があるんだ……ッッッ!????!」
は?ちょ、おま、何言ってんだよ!
≪まぁ、一日待ってみなさいな≫
「明日までに決めるんだぞ」
ついに壊れたようだ…
≪壊れてませんよッ!≫