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敵の姫様が綺麗だったので、略奪婚してしまった巨人の俺  作者: 明石六郎
第二章 結婚式と言う名のお披露目
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怒りの巨人王と、ついでに結婚式の罠

 広大な針葉樹林。

 その中に設けられた特設のキャンプ地。

 そこに準備されていた、カミ族が作った調理器具の数々を用いて、ヨル族が淡々と調理し、それをハネ族が運んでいく。

 目指すは飢えたるダイ族の洞穴であった。


「はい、これ。お願いね」

「はっはっは! お任せください、お嬢様! このハネ族の翼にかけまして、この肉が硬くなる前にお届けしましょう!」

「ええ、待っていると思うから、頑張ってね~~!」


 言うまでも無く、ハネ族一人一人の躰はとても軽く脆い。

 よって、重いものを持てば骨折の恐れもある。飛ぶ速度も遅くなる。

 一人一人は余り多くを運べないものの、大量のハネ族がピストン輸送することによって、その不備をカバーしていた。

 もちろん、行きわたっても一時しのぎにしかならない。

 だが、彼らは最高のパーティーをダイ族に伝えに行くのだ。

 彼らの王が、この度最高の結婚式を行うと。



 ダイ族の辞書に、太るという言葉はあっても肥満と言う言葉は無い。

 むしろ、太っているということは一種のステータスだ。

 自分や家族を飢えさせていない、という非常に直接的な、筋肉にも並ぶステータスである。

 それはつまり、いざという時に命を繋ぐ、本来の脂肪の役割を果たしているともいえる。

 とにかく、彼らは基本的に空腹だった。


「……腹減った」


 例えどのような理由であったとしても、彼らは空腹だった。

 働き手が死に、獲れる獲物の量が激減した。

 確かに一番多く食べる権利があるのは働き手なのだが、いくら割合が増えて人数が減っても、獲れる獲物の量が減ればそれどころではない。

 母親が飢えれば乳は出ないし、少々の絶食は屈強なダイ族といえども、赤子では耐えきれない。

 彼らは空腹だった。別に怠っているわけではなく、狩猟民族が戦争で負けた、という単純すぎる事実によって、彼らはライフスタイルとして必然の飢えに苦しんでいた。


「お腹すいた……」


 戦争で子供や夫が死んで、それで哀しくないわけがない。

 程度の問題はあるが、それなりには悲しんでいる。

 だが、そんなことよりも自分達である。

 自分達と、その家族である。

 残された者たちは、とにかく今日の食事を必要としていた。


「なあ、タロス王は?」

「ミミ族の奴らが来てないからな……」

「……はぁ」


 無傷の働き手が少なからず帰ってきた村もある。

 怪我が治って復帰した働き手のいる村もある。

 だが、そうではない村が多いし、仮に獲物が取れても十分な量ではないことが多い。


 別に、ダイ族としての誇りがない、と言うわけではない。民族として外敵と戦う気概がないわけではない。

 だが、優先して欲しいのは何よりも自分の村だった。


「タロス王が婿に来てくれればなぁ」

「ああ、毎日腹一杯食える、ってわけじゃないが……この村のことを一番に考えてくれるのになぁ」

「お前がヒゲナシとかタマナシとか言うからだろう」

「お前だって」

「お前もだろ……」


 一種の文化や風習として、ダイ族は髭を伸ばしている。

 口ひげも顎ひげも、どちらも成人のシンボルだ。

 だが、タロス王はそれに習わず、態々髭を『切って』いた。

 おまけに、嫁を取る年齢になっても、全く見向きもしなかった。

 あげく、人間の小娘を嫁にしたという。


 そのくせ誰よりも強く、狩も上手だった。

 前の戦争でも、その勇猛さで活路を切り開いていた。

 今でも、自分が食うわけでもない獲物を、各村に回って配っている。

 性格に問題はあるが、ダイ族の王として立派にやっている。


 仮に、彼を殺して王権を示す斧を奪ったとしよう。

 誰が彼に代わって獲物を取って、それを村々に配って回るのだ。

 面倒だ面倒だ、と言いながらも彼はちゃんとしている。

 しかし、それで生活が良くなるわけではない。

 だからこそ、どの村もタロス王を求めていた。


「さあ、ダイ族の皆さん! お届け物をお持ちしましたよぉ!」


 そのハネ族の声に、誰も反応しなかった。

 暗い穴の中で蹲っていた彼らを起こしたのは、そのかぐわしい焼けた肉の香りだった。

 空腹に苦しんでいた彼らは、我先にと洞窟の入口へ走り出していた。


「食い物だ!」

「肉だ!」

「メシだ!」


 ズラリと並んだハネ族が、持ってきた多くの肉を差し出してきた。

 その肉に、我先にと誰もが群がっていく。

 もちろん、ハネ族もそれを理解している。

 首から下げた草の包みを、誰か取ってくれ、と並んでいるのだ。


「うまい! こりゃあ、ヨル族が料理したな?!」

「食ったことのない味だ!」

「ちょいと柔らかいが、こりゃあいけるぞ!」


 と、誰もが圧倒言う間に食べてしまった。

 晴天の空の下で焼けた肉の匂いをまき散らしながら、その穴の中にいたダイ族は持ち込まれた肉をあっという間に平らげていた。


「うまい!」

「もっとくれ!」

「もうないのか?!」

「お前らが食ったんじゃないだろうな!」

「ええ、どうなんだ!」


 と、すごむがそもそもハネ族が非力なことは、誰もが知っていることである。

 ついうっかり彼らの羽を握り、翼の骨を折ろうものならば……。

 その時は、とても面倒なことになることは、誰もが知っていることである。


「御冗談を、我らはそのような肉を好みませんので」


 単純に、食える量が違う。

 胃が小さく、他の消化器官も短いハネ族は、必然消化にいいものを好んで食べる。

 大量の肉をもっさり食おうものなら、たちまち嘔吐してしまうだろう。


「いやはら、皆さまにもお見せしかったですなぁ! あのタロス王の雄姿を!」

「翼もないのに舞い上がり、空を踏み、竜を狩る!」

「正に偉大なる初代ダイ族の王、アトラスの生まれ変わりかと思いました!」


 彼らはいつものように、上機嫌で語りだす。

 この村の人数と同じくらいいるのではないか、というハネ族が、ずらりと話し始めてしまったので、皆がうんざりした顔をしていた。

 一応空腹はまぎれたが、まだ満腹には程遠い。

 いら立つ心を顔にあらわにしていた。


「皆さま、タロス王が人間の姫と結婚をなさるということはご存知ですか?」

「ああ、そりゃあな……面白くは思ってねぇけどよ」

「この度、タロス王は奥様のお披露目と言うことで、ミミ族、ヨル族、そして我らハネ族と共同で結婚式を催し、皆さまに御馳走を振る舞うと約束されました」

「なんだとぉ!?」


 結婚式、と言えば基本的に嫁の村と夫の村が合同で、沢山の獲物を積み上げて、周囲の村から人を集めて催すモノである。

 それを、仮にも氏族の王であるタロスが行う。

 それも、彼と親戚関係のない、この村も招いて。


「じゃあ何か?! どの村も招いてるのか?!」

「ウチの村だけじゃなくて、他の村も?!」

「近いところも遠いところもか?!」


「はい、さようでございます」


 あんぐりとした。それは急がねばならない。

 とにかく、氏族全員を集めてメシを振る舞うとなれば、どう考えても数が足りないだろう。

 まして、慢性的に食糧不足のこのダイ族を集めるのだ、それは壮絶な奪いあいにあるかもしれない。

 困ったときはお互い様、誰かの分も残しておこう。などという善人がいるとは思いもしない。なぜならば、自分達もそのつもりだからである。


「何処の村でやるんだ!」

「そうだ、さっさと教えてくれ!」

「急がねぇと、全部食われちまう!」


「はっはっはっは! ご安心ください。食べきれないほどの御馳走を、現地にてヨル族の方が総出で調理しておりますので」


「いいからどこだ! 早くいえ!」

「そうだ、今すぐ行かにゃあならん!」

「遠いのか?! 近いのか?!」


「いやあそれが……実は我らも教えていただいていないのです」


 ふざけるな、と言いたいところだが、今は黙るところである。

 こういう時、話を持ってくるのは大抵ハネ族が、そうでなければミミ族だった。

 つまりは、ハネ族は知らないが、この後ミミ族が来るということだろう。


「ほどなくして、ミミ族の方がいらっしゃいます。その方の案内に従ってください」


「いつ来るんだ!」

「今日か、明日か?!」

「他の村よりも早いんだろうな?!」


「いえいえ、申し訳ないのですが、なあ?」

「ええ、全く申し訳ありませんが」

「そうそう、申し訳なく思いますが……知らないのです」


 ずらりと並んだ、鳥の翼と足を持つハネ族を見下ろしながら、ダイ族は苛立ちをあらわにしていた。

 とはいえ、おそらく本当に知らないのだろう。仮に殴って聞き出しても、きっと後でお叱りの言葉を受ける、どころかタロス王からの制裁が待っている。


「では、我らは一旦戻り、他の村へ赴かねばなりませんので……さらばです!」


 もはや積み荷は空である。

 身軽になったハネ族は、貫頭衣をはためかせながら走り出し、そのまま空へ飛んでいった。

 言うまでも無く、一旦空に飛びあがったハネ族を落すなど、ユミ族でも難しい。まして、石を投げることしかできないダイ族には不可能だった。


「お前ら、ミミ族が来たら分かってるだろうな」


 この村、或いはこの洞穴の中で一番年長者が、全員に声をかけていた。


「腹一杯食いたかったら、ミミ族の機嫌を損ねるんじゃねえぞ?!」


「「「おおう!」」」



 彼らにとって、肉とは焼くモノである。それなりに火加減に気を使う者もいるし、或いは部位を好む者もいる。

 少なくとも、焼いてから食べると言う行為は、雑菌や寄生虫の観点から言っても極めて有意義である。

 もちろん、そんなことよりも焼いた方が上手いとか、食べやすいとかそういう理由でしかないのだろう。

 だが、そんな彼らでも知っていることがある。

 人間が作る『料理』の方が旨いということ、それ以上にヨル族が作る『料理』が旨いということである。

 どの氏族も、王であれば彼女たちの作る料理を、魔王の城に赴くたびに食べることができる。 王の家族であれば、土産を食べる機会を得ることもある。

 とにかく偶にしか食べられない、御馳走の中の御馳走。それがヨル族の『料理』である。


 それが、この空腹の時期に喰える。どの村も、今や遅しとミミ族を待っているに違いない。


「ミミ族は訳の分からん奴らだからな……ヘソを曲げられちまえば、案内なんぞしてくれんぞ」


 誰もが、タロス王の性格を知っている。

 その指示に忠実な、ミミ族の性格も知っている。

 タロス王はとにかく面倒事が嫌いで、仕事はするが口論を目の前でされれば、とことん突き放す。ケンカなどはじめようものなら、双方を殴り倒してそれで終わらせるだろう。

 そんな彼から、ミミ族への指示である。

 どんなものか、想像するに難くない。


「とにかく、しばらくは猟にでるな。全員すぐにでも出られるようにしろ」

 


 幸か不幸か。彼らの前に、ミミ族の者が現れたのは翌日の朝だった。


「ああ、よく来てくれた! ハネ族から話は聞いている! 結婚式があるんだろう?!」

「……その通りです」


 年長者の言葉に、ミミ族の者は淡々と答えた。

 とんでもなく慌てているダイ族の壮年にたいして、非常に淡白に接していた。


「さあ、案内してくれ! 村の者は全員いつでも出られるぞ!」

「その前に、確認したいことがございます」

「なんだ! なんでも言ってくれ!」


 おそらく、贔屓を嫌うあの男の事である。きっと、近くの村も同じようにミミ族の誰かがもう来ている違いない。

 少なくとも、近くの村の誰よりも急がねばならない。

 そうでなければ、肝心の食事ができないのだ。


「今回の結婚式は、リスト様の子孫であらせられるマリー様と、ダイ族の王たるタロス王の御結婚です。その婚儀に、異議の有る方は招待できませんが、よろしいですか?」

「何難しいこと言ってやがる!」

「……結婚に文句がある奴は、来るな。これがタロス王のお言葉です」


 その言葉に、数十人いる村の者たちはたじろいでいた。

 つまり、今後一切婿に来いと言うな、と言っているのだ。

 それが、この村の先にとって、どれほど重要な事か、それは論ずるまでも無い。


「仮に、今回の結婚式に出席した氏族の者から、結婚の勧めを持ち出した場合、その村にタロス王は食料を一切渡さない、と申しておりました」


 おそらく、本気である。

 そしてその場合、飢えているのは村一つであり、他の村を襲う余力も他の氏族を襲う団結も全く存在しないのだろう。


「それでもよろしいですか?」

「ああ、かまわん」


 二つ返事だった。

 少なくとも、他の村も一緒なら仕方がない。

 今メシを食えないなら、未来など永久に訪れないのだ。


「承知いたしました、では皆さまをご案内します。道中他の村の方ともお会いするかもしれませんが、喧嘩はおやめくださいね」


 聴くものが聴けば、機械的な案内だと受け止められかねない、そんな無機質な声で淡々としゃべりながら、そのままゆったりと歩き始めた。

 もちろん、後からついてくる数十人のダイ族は、かなり急ぎ足をしたいのだが、まるで慌てていなかった。

 ダイ族の普通の歩調に合わせている、そんな印象を受ける。


「ねえ母ちゃん、なんであんなちっちゃい奴を急がせないの?」


 空腹の子供が、それでも二メートル近くある子供がそんなことを言い出した。

 ミミ族はダイ族の価値観から言えば、とても貧相で貧弱であり、下に見るべき相手である。

 にもかかわらず、なぜ誰もが黙ってついていくのか、子供には理解できない。


「王様の結婚式で、たらふく肉を食わせてくれるからだよ!」

「え~~? だって、タマナシのヒゲナシは、ウチの姉ちゃんと結婚するんじゃないの?」


 びくり、と全員が硬直していた。

 母親は思いっきり、ダイ族の女の力で子供を殴っていた。

 幸いにして、先導しているミミ族は何の対応もしていない。

 子供の戯言と流してくれたようだ。


「ってえ!」

「黙りな! それを次言ったら洞穴で留守番させるからね!」

「え、ヤダよ!」

「だったら黙りな!」


 とにかくもう、向こうが奇跡的にこの村の女を見初めるという可能性に賭けるしかない。

 しかし、その可能性が極めて低いということも、良く知っていた。



 森魔族の先導によって、誰もかれもが道なき道を歩いて行く。

 とはいえ、元々ダイ族は歩幅の関係上かなり歩くペースは速く、同時にミミ族もまたそれに合わせていた。

 加えて、ほぼ休みなし出歩いている。

 数人いる子供が文句を言うが、当然誰も相手にしない。

 仮に脱落者が出て置き去りになって、最悪の事が起きても、このまま村の者が全員死ぬよりはだいぶマシである。


 狩りの縄張りを大分外れて、歩いたことのない森の中を歩いて行く。

 不安と空腹を憶えながらも、誰もがミミ族の者についていく。


「あ」


 そう言ったのは誰だろうか。

 気づけば、ずらりとダイ族が並んでいる。

 多くの村から、総出でできたであろう一団が、自分達と歩調を合わせていた。

 それも、一グループではない。多くのダイ族が、多くの村から結集しつつあった。


 これを喜ぶほど、彼らは博愛主義ではない。

 生憎と、彼らは飢えている獣だ。並んでいるだけでも奇跡に等しい。

 そして、こうも数が多ければ、必然危機感も沸く。


 これは、自分達が腹一杯食えないのではないか?


 それは必然の懸念である。

 そうして、それがわかっていることを誤らせる。

 つまりは……どうやら目的地が近いのだから、このまま追い越してしまえばいいのではないか?

 見れば前にもダイ族がいる。彼らを抜いたその先に、山ほどの御馳走があるのではないか?


 腹の虫が、鳴いた。


 果たして、その決断を誰が咎めることができるだろうか。

 空腹の上に、休みなしで歩かされた者たちがどれだけいることか。

 全員である。全員がそう思っていた。


 そして、鼻をくすぐる肉の匂いと、木の隙間から見える夕焼けの空に登る煙。

 それを見て、走り出すな、という方が無茶だったのだろう。


「ーーーもう我慢できねぇ!」


 一人が走り出すと、もう全体が走っていた。

 何千人、何万人がこの一か所に集まっているのだろうか。

 彼らは皆暴徒ととなり、結婚式のことなど忘れて、森の先にある煙の火元を目指して走っていた。

 そして、その先には湖があった。

 沈みかけた太陽が赤く照らす、穏やかな湖面。

 その水面の上に一石の船が浮かんでおり、あろうことかその船の上で火鉢のようなものが煙を上げており。


 そして、船の上でくず肉をいぶしているタロス王の、血走った目がダイ族を捉えていた。


 後から後から、どんどんどんどん突っ込んでくる大量のダイ族。

 目の前に湖があると知っても、尚それが見えない輩が後ろから押すことによって、ドボドボと湖面に落され、波を立たせていた。

 当然、ひたすら不機嫌そうなタロス王の乗る、ダイ族用の船も揺らめいていた。


 ダイ族の暴走が止まったのは、ほどなくしてである。


「ハネ族やミミ族、ヨル族の優秀さを見た後だけに腹が立つな……衣食が足りて礼節を知るっていうが、限度があるとは思わないか?」


 銀色の斧が、沈んだ太陽に代わって輝いていた。

 彼の怒りに呼応するように、眩く弾けている。


「メシで釣っておいてなんだが……お前らはつくづく、俺の結婚を祝う気がないらしい……」


 その声は、湖に落ちた先頭集団だけではなく、最後尾にも聞こえていた。

 老いも若きも、男も女も、本気で怒っている自分たちの王に戦慄していた。

 王位を示す斧が眩く輝き、怒りを示している。


「まったく嫌になるな……計画性ゼロの野蛮人共め、相応の従え方をしてやってもいいんだぞ?」


 もしかしたら、このやり取りも何度かめなのかもしれない。

 そんなことを察しながら、巨人族は一様に黙っていた。


「ミミ族の案内を振り切りやがって……ここから先は俺が案内する。俺の結婚式に参加したかったらついて来い」


 心底苛立たしそうに、船の後ろに銀板を作って蹴り、船を移動させていく。

 そして、陸に上がると斧を担いだまま歩き出した。

 そんな彼に、空腹なうえ力走してしまった巨人族が逆らう気を起こせるはずもなく。

 結婚式というよりは葬式のような列で、ずらりと並んでついてきていた。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] > と、誰もが圧倒言う間に食べてしまった。  あっと言う間に ではないかと。 [一言]  虎の威を借る方も面白いですけど、過去作のこっちもやっぱ面白いですねー! もう何度も読んでます…
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