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死亡ルートを回避せよ!  作者: 水無月 静琉
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8/40

8.五歳になりました

突然ですが、私、ヴィクトリアは五歳になりました。


せっせと薬草を育て、資金稼ぎに勤しんでいましたが、最近、私は薬作りに嵌っております。

ヒューリーは植物に詳しいだけじゃなく、薬についても博識でした。

いろんな薬の作り方を知っているんです。

薬の作り方まで知ってるなんて、ヒューリーは凄い!

そんな訳で、自分で育てた薬草を使って、いろんな薬作りに挑戦しています。


特に解毒系の薬は一通り作って、保管しておこうと思っています。

ほら、解毒薬があればもしもの時に安心でしょ?



温室の片隅に父が作ってくれた調合スペース。


「ヒュー、これであってる?」

《大丈夫だよ、リア》

「次はこれね。こんな感じ?」

《そうそう。次、その薬草を鍋に入れて》

「はーい」


今、私は疲労が取れる飲み物を制作中です!

最近、父が少し疲れ気味なのが気になりまして。

ヒューリーに相談したら、そういう薬もあるという事で試しに作っています。


《うん、もう大丈夫。火を止めるよ》

「はーい」


本来ならば五歳の私が火を使ったり、刃物を使ったりするのは危ないので止められるところですが、そこはほら、ヒューリーがいますからね。

ヒューリーと一緒の時だけ、という約束で許可が出ました。

まあ、ヒューリーが一緒でなくても、温室自体が私の許可がないと入れないことになっていますので、人目がないことを良いことにやりたい放題は可能ですけどね。

勝手に私の温室に入って、精霊の怒りを買う真似をする者はうちの使用人にはいないので。

私が内緒で何をやろうが、目撃者は出ないという事です!

とは言っても、約束は破りませんけどね。

むしろヒューリーは常に一緒にいるので、約束を破る方が難しいです。


《よし、瓶に詰めれば完成だよ》

「やったー。出来たー」


さてと、出来ましたよ、疲労回復ドリンクが!

数種類の薬草を煮込んで作ったので、出来上がったものは渋い緑色をしています。

青汁のようです。

正直、とっても苦そうな見た目です。

これを父にあげようと思うのですが、初めて自分で作ったものなのでちゃんと自分で試飲しないとね。


「……んぐ」


そう思って恐る恐る飲んでみると、なんと青リンゴ味!

とっても不思議でした。

でも、美味しいかったです!


「ヒュー、これ美味しいねー」

《そう? リアが気に入ってくれたのなら良かった》

「でも、疲れが取れたかどうかはわからない……」

《僕がちゃんと付いていたし、リアが作ったんだから大丈夫だよ》


残念ながら、疲労が取れたかどうかはわかりませんでした。

私、疲れてないみたいです。

でも、ヒューリーが太鼓判を押してくれるので大丈夫でしょう。


《じゃあ、リア。忘れないうちにもう一度作ってみようか》

「うん!」


そうだね。

作り方を覚えるためにも、もう一度通しで作ってみるのも大事だよね。






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