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sleep or works  作者: 焔夢
パーティみたいな連中。
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出会い

僕はとある非常勤教師でこの学校に通勤している。名は仮に「私」としよう。

どっちかって言うと、生徒にはモテない方だ。

担当は英語教師。明後日からの本試験にむけて猛勉強中だ。昨日は夜中の午前4時半まで勉強して、かなりの寝不足だ。

保健室にでも寄ろうかなぁと思っている。

そろそろ休憩じかんだ。缶コーヒーでも学食で買って飲もうかなぁと思いながら保健室のドアを開ける。

「先生、いらっしゃいますか」

誰も居ないようだ。暫く待つことにする。

すると、この学校に似つかわしくない格好をした、生徒が飛び込んで来た。

プルオーバーに腰パン姿。耳に沢山のピアス。ボブへアーは金髪に染めている。僕は驚愕する。

「おいそこ、お昼休みの時間だからって、そんな格好で入って来ても良いのか」

「なんだ。新任が偉そうな口叩きやがって、りょう先生はどこだよ」

そうか、この学校の保健担当はりょう先生と言うのか、今度挨拶するか。

「なーんだ、先生が居ないなら意味ないな。帰宅しようっと」

「ちょっと待て君。クラスは何年何組だ?」

「えー、新参者になんでそんな事教えないといけないんだよー」

そいつは自分のヘアーをセットしながら、そう答えると一枚の紙切れを突きつけてきた。

「これ、あんたに渡すよ。そのまま持って先生に渡しといてね」

「え?」

その紙切れは良く見ると退学届けだった。

「いや君、新参者の僕にそんな物渡されたって意味が無いだろう」

そいつは鼻で笑いながら、退学届けを預けると、

「お前結構見込みがありそうだな。ちょっと来いよ」

「はぁ」

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