不幸の幸福
俺が住んでいる街には「幸福穴」と「不幸穴」と呼ばれる二つの洞窟がある。
「幸福穴」のほうは文字通り幸せになれるという噂が広がる中「不幸穴」は見向きもされず、ひっそりと住宅街の空き地で口を開けている。
そんな「不幸穴」は俺の休憩場所となっていたのだった。
「幸福穴」のほうは文字通り幸せになれるという噂が広がる中「不幸穴」は見向きもされず、ひっそりと住宅街の空き地で口を開けている。
そんな「不幸穴」は俺の休憩場所となっていたのだった。
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