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わかれのコトバ。

作者: 能見姫奏

  「もうすぐ卒業だね」   そんなことを呟く

  君は雨の降る空を見上げ  「そうだね」と切な気にこたえた

    私にとって君は    親友だけど

    君にとって私は    何だった?


  いろんな名称あだなで  呼んでみたけど

    君はいつもシンプルに  代名詞で

      ちょっと不安に   なったりして

    「私って必要?」    なんていて

         君を     困らせてみた


   君は「必要だと思う」なんて  酷く曖昧な回答こたえで

           今度は私を困らせる


   熱を帯びた瞳で空を見上げ

   雨と共に涙を流し

   「ありがとう」を君に告げれば

   君はあえて回答こたえてくれない


             真実ほんしんわかんないなぁ


 「カラオケ行きたいね」が  口癖で

     嫌がるクセに    君は来るんだ

     なんだかんだで   君はいつもさ

    私に付き合って    いたよね

    君にとって私は    何だった?


   過去を思い出し不安になって  未来を思えば息が荒れだす

        現在いまを見つめては安堵した


   募りすぎた想いを言ノ葉に乗せ

   雨と共に涙を流し

   「笑ってよね」と君に告げれば

   「泣くなよ」とかえってくるんだ


               いつもクールだよなぁ


   募りすぎた想いを言ノ葉に乗せ

   雨と共に涙を流し

   「バカだね」と君に告げれば

   「お前もな」とかえってきて

   「また明日ね」と君に告げれば

   「また明日」ってかえってくる


   違う道に一歩踏み出し

   お互いに背を向け歩き出せば

   二度と交わることはないかもしれない

   それでも戻ることの許されない道は

   どこまでも果てしなく続き

   一歩二歩と踏み出させる

             いつかきっとまた逢おう

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