表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シルフェリア日誌  作者: 江戸雪兎
Trouble Day's1~怖い!可愛い!?魔獣騒動!~
4/4

[3]

久しぶりの投稿、次の投稿はNPC買ってからになるかも・・・

俺達3人は脇目も振らずにドルイド森林を駆け抜けていく


「本当にこっちであってんのか!」


アルベロの怒鳴り声が後ろから聞こえたが俺もリットも振り返る余裕がない、振り向かずにリットも怒鳴り返した


「これが最短だ!黙って走れ舌かむぞ!」


学生達が丘陵にいると俺が告げた後の自警団団長の判断は早かった

すぐに俺を含む数人と森に詳しい団員5名を最短距離で丘陵に向かわせた、残りは2班に分け一方は丘陵への後発隊としてもう一方は万が一のために町の防衛に向かわせたのだ


「もうすぐ森を抜けるぞ!ハル、先頭代わって!」


「おうっ!」


俺は短く返すと、速度を落としたリットと入れ代わる

これは生徒達の位置を正確に解っているのが俺だけだからだ

俺を先頭に森を抜け出るとなだらかな丘へとつながっている、勾配はそれほどでもないが焦りからか登りづらい


「見えた!」


丘陵を進んでいくと連なった丘の中腹辺りに円陣を組何とか持ちこたえている学生達が見えた


「回り込んだ方が良さそうだな」


アルベロが小声で話しかけてきた

学生達を囲んでいるのは幸い魔獣等ではなく、灰色狼の群だ丘の上からならば勢いで追い払えそうである

俺とリットは頷いて返すと他の団員にも伝える、皆も異論は無いようだ


自警団の5人が話し合い手早く作戦を決めると気づかれないように風下から丘の上に回り込むとリットの合図を待つ


『パンッ!』と乾いた炸裂音が響くと俺達は手にしている武器を掲げ丘を一斉に駆け降りた

合図に使った魔法に灰色狼達の気が逸れて動きが止まった所に雪崩の用に体当たりで攻撃していく、今まで守りに徹していた教師や生徒達も反撃に転じたおかげで10分とかからずに灰色狼達を森へと追い返すことができた


「皆さんありがとうございます、助かりました」


メルティナが俺達に駆け寄ると頭を下げた


「よっ!メルもいたのか、どうよ格好よかっただろオレ」


早速アルベロがメルティナの肩に手を回しながら話しかけるが


「アルベロさんいました?」


メルティナは素っ気ない態度で聞き返し、アルベロを撃沈していた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ