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☆プロローグ☆
俺は蒼星空歩。
テニス大好き高校1年生だ。
この朱音高校に入ったときビックリしたさ。
何がかって?
では逆に聞こう。
君は電気をボールに纏わせてやるテニスを見て驚かない自信があるか?
燃えながら飛ぶサーブを見て驚かない自信があるか?
残念だが俺にはそんな見事な肝は備わっていない。
・・・
ああそうさ。
高校入るのになにも調べなかった俺が悪いさ。
しかたねーだろバカなんだから。
・・・
すげぇびっくりしたよ。
だけどさ。
この驚き・・・イヤな感じじゃないんだよな。
なんか楽しそうで。
新しいスポーツ。
マジックテニスというらしい。
家に帰ってパンフを見てみた。
・部活以外でのマジック使用禁止。
・喧嘩・嫌がらせなどに使用された場合、程度をみて、教師が一定期間マジック封印。
とりあえず気になるのはそれくらい。
また明日見学しに行こう。
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それでは
蒼星空歩のテニス物語
始まり始まり