4 突然のLINE
部活が終わって、学校の昇降口を出たところでスマホが震えた。画面を見ると、楓からのLINE通知!
「急にLINE追加ごめんね! バレー部明日試合らしいから応援メッセージしに来た! 試合頑張って!」
楓からのメッセージに、俺は思わずスマホを握りしめた。まさか、LINE追加で応援メッセージをくれるなんて! しかも、明日の試合の応援!
「やべ!」
顔が熱くなるのを感じながら、急いでLINEを開く。
(田中たける)
「LINE追加、全然大丈夫! むしろ嬉しい! ありがとう、楓! 応援メッセージ、マジで力になるわ! 明日、絶対勝つから!」
メッセージを打ち終えて送信ボタンを押す。 明日の練習試合が楽しみになってきた! 今日はゆっくり休んで、明日は楓にカッコいいところ見せつけないと!
「友達の発表会終わりに観に行くね!」
楓からのLINE通知に、俺はスマホを落としそうになった。
マジか!? 発表会の後、わざわざ俺たちの試合を見に来てくれるってこと!?
心臓がバクバク鳴ってるのがわかる。これは、マジで気合入る!
(田中たける)
「え! マジで!? めっちゃ嬉しい!
文化祭の後で疲れてるのに、わざわざ見に来てくれるんだな。絶対、カッコいいとこ見せるから! 頑張るわ!」
送信ボタンを押しながら、思わずガッツポーズ。明日、絶対勝つ! そして、楓に俺の最高のプレーを見せるんだ!