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10 動物園デートランチ編

 「うわー! 楽しかったね!」


レッサーパンダの可愛さに癒やされた後、楓がくるっと振り向いてそう言った。俺も同じ気持ちだ。


「だな! あっという間だったわ。まだ全部見れてないけど、なんかもうお腹空いてきたな」


俺が自分の腹をさすると、楓が「ふふっ」と笑った。


「だよね! ここレストランあるらしいよ。なんか、動物モチーフのメニューとかもあるみたい!」


楓がスマホの画面を見せてくれた。動物園の中のレストランか! それもいいな。


「おっマジか! じゃあ、そこ行ってみるか、何食べたい?」


俺もワクワクしてきた。午前中、いっぱい歩いたし、もう腹ペコだ。楓と食べるご飯、きっと美味しいだろうな。


楓とレストランの入り口に着くと、可愛い動物のイラストが描かれた看板が見えた。中に入ると、意外と広くて、家族連れやカップルで賑わってる。


「わー、可愛いメニューがいっぱいある!」


楓がメニューを見て目を輝かせた。確かに、パンダの顔のカレーとか、キリン柄のオムライスとか、見るだけで楽しくなるようなメニューばかりだ。


「俺、パンダのカツカレーにしようかな。楓は何にする?」


「うーん迷うけど、私、このキリン柄のオムライスにする! キリンさん可愛い!」


楓がキリン柄のオムライスを指差した。俺もカツカレーに決めて、二人でレジに並んだ。


料理が運ばれてきて、テーブルに並んだカツカレーとキリンオムライスを見て、俺も楓も思わず笑顔になった。


「わー! キリンだ! 可愛くて食べるのもったいないね!」


楓がスマホを取り出して、オムライスの写真を撮り始めた。俺も自分のカツカレーの写真を撮っておいた。


まさか動物園でこんなに可愛い料理を食べることになるとは思わなかったな。


「「いただきます!」」


二人で手を合わせて、ランチを食べ始めた。歩き回ってお腹が空いてたから、一口食べるごとに「うんま!」って声が出ちゃう。


「タケルのカレーも美味しそうだね!」


楓が自分のオムライスを一口食べながら言った。


「おう! めっちゃ美味い! 楓のオムライスも美味しそうだな。」


そうこうしているうちに、あっという間に完食。可愛い動物モチーフの料理も楽しかったけど、やっぱり楓と二人で食べるご飯は格別に美味い。


「ごちそうさまでした! お腹いっぱいになったね!」


楓が満足そうに笑った。その笑顔を見て、俺も幸せな気持ちでいっぱいになった。


「さてと、お腹もいっぱいになったし、午後はどこ回る?」


俺は楓に声をかけた。午後の動物園も、まだまだ楽しみがいっぱいだ。

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