転生乙
どうも、残解です。
小説は初めて書くので、間違いもあったりすると思いますが、よろしくお願いいたします。
なろう以外にもハーメルンやpixivなどにも投稿していますのでそちらのほうもよろしくお願いします。
生きているとはなんだろうか?
なんか哲学者とか、イキった小中学生が中二病を発症させたやつが考えそうなことである。別に自分が哲学者というわけでも、イキった中二病患者というわけではではない。
ならばなぜこんなことを考えなくてはならないのか?
何故なら今、俺は、死んだからだ。
いや、死んだということを確認した訳ではないけれど、、、
まあ、たぶん死んだ。逆にあれで死んでなかったら、俺はどんな化け物なのか。
さて、何があったのか、
俺はいつもどおりに朝早く起き、学校に行く用意をして住み慣れた我が家をでる。ちなみに、自分は実家から大学に通っている。一人暮らしする人にはわからないかもしれないが、実家が一番だと思う。
もちろん理由はある。朝、夜ご飯付き、家賃はただという訳ではないが、実質ただである。電気代とか水道代も親が払っているので、自分が払うお金は、ごくわずかだということだ。これだけの、メリットがあるのに、何故家を出て、一人暮らしをせにゃならんのだ。
実家に住むことのメリットを誰かに述べるのもこれくらいにしよう。
さあ、ここからが本題だ、家をでたあと、電車に乗り、1、2駅通ったところで降り、昼ご飯を買うため、駅近の緑、白、水色のコンビニに寄った。いつものようにおにぎりとサラダというシンプルな食事を買う。おにぎりはやっぱり鮭で、サラダはおにぎりだけでは物足りないからついでだ。お金を払いコンビニを出た時に、俺の視界に写ったのは、
コンビニに突っ込んで来たトラックだった。
特に痛みを感じる事もなく、死ぬ間際に感じると言われている走馬灯というものは見られなかった。そういえばコンビニの中いた店員の人は大丈夫だっただろうか?
まあ、こんな事があって生きてる!なんてことはあり得ないという風に思ったのだが、何故か意識がある。意識があるのと、生きているというのは今は違うと思うが。トラックに突っ込まれて、人間生きてる訳ない。
そんな意味のわからない状況で今考えている仮説はこうだ、肉体は壊れたけれど、魂とか自分にはよくわからないものがあり、それが体から抜けたのではないかと考えている。
なんとも現実からかけ離れた仮説である。 自分でもあり得ないと思っている。が、それ意外に思いつかなかったのだ。これが今までにあった、出来事だ。
んで、今の状況なのだが、、、
何にも見えない。
何にも触れられない。
手足の感覚すらない。
といったところだ。
当然といえば当然なのだろう。
魂は概念というものではなく実際に、自分たちの中にあり、人間の思考や意識を司っているのだ。つまり、魂だけの状態だと実態がないということだ。これらが事実だとすると、今の状況にも頷ける。実態がなく、我々生命が外界から情報を得るのに必要な感覚器官がないから、なにも感じることができないということ。
しかし、これが分かったところで(まあ、あってるかわからないけれど)今の状況が変わることはないのだ。
きつい意外の何物でもない。とにかく暇だ。
仮説を証明するために色々やった。体を動かそうとしてみたり、ない目で何か見えないかと凝らしてみたり。それも今、結論がでたのですることがなくなってしまったのだ。あの忙しかった現代社会が恋しくなってくる。早く終わらないかと思うが無駄な足掻きだろう。
○
あの時からどれぐらい経ったか、暇な時間にも馴れて来た頃。ないはずの目で捉えたものが一つあった。最初は小さな光だったのだが時間が経つにつれ、だんだん大きくなっていった。俺は藁にもすがる思いで実体のない体で光にむかって走った。いや、走っていたかもわからない。
ともかく、光に近付こうと全力だった。
どんどん光が近付いてきて、俺が触れた瞬間、視界が真っ白になった。その後しばらくたって、身体が重く感じるようになった。
いままで無かったはずの目を開けたが全く何も見えなかった。少し時間が経つと視界が戻るとともに周りが良く見えるようになった。
そんな目に最初に入って来たのはくすみの無い白。よくよく見てみるとモフモフの毛布だろうか、俺の下に敷かれていた。とても柔らかく、肌触りが良い。
次に自分の状態を確認すると、我が身はなんとも小さな赤ちゃんボディではないか!これには混乱する。元々そこそこ高い身長があったのに、今はだだの赤ちゃんである。
それに、何故か頭の上に違和感がある。が、その違和感の正体を確認する間もなく、眠気が襲いかかってきた。
いつぶりかもわからない重たい体に眩い光。そして、激しい眠気になど抗えるわけもなく、俺はまぶたを閉じ、意識を手放した。
基本スマホで書いているので、少し投稿頻度は遅いです。すみません。