第2話 「第1村人ノア発見」
ギッ…ギギィ~~
「ひっ⁉ひぃぃ~~っ⁉」
あ?ノアだ!
「お、おごぁぁぁ‼」(ノア、久しぶり‼)
あぁ、やっぱりダメだ。まるでコミュニケーションが取れない
「いやぁぁっ‼」…バタッ‼
…あ~あ、やっぱり気絶しちゃったよ…
。。。
「た、助かった?」
「ぐ、ぐがぁぁ?」(ノア、俺だよ‼カズヤだよっ‼)
「ひ…いやぁぁっ‼」
ガラガラ…ダダダッ‼
。。。行っちゃったよ…
ここからは多分違う展開になるな、こりゃ…
前回のターン(?)だとここで会話が成立してノアが協力者になって村長とかと交渉して…って流れだったけど
普通にゾンビ扱いなら誰か人を呼ばれてそのまま…討伐されちゃうよな、やっぱり…
淡い期待に賭けてここで待っていても最悪状態は大人数で来られて殺されちゃう事だから…
言語でコミュニケーションが取れない今なら文字で残しておいて読んで貰い「人畜無害」アピールをするって寸法か?
とにかくノアが人を連れて戻って来る前に何か文章を書いて…何処かに身を隠して反応を見る以外ないな…
よし、方向が決まったら早速書き置きだ!紙もペンもないから地面に棒で書いておこう!
ーズズッ…ズッ…ー
…は?腕が上手く動かせなくて文字も書けない!?
ヤバい‼コミュニケーションの道が完全に絶たれたっ‼
となると最優先は(逃げる)か。
あぁ、嫌だなぁ…この状態で逃げたって距離は稼げ無いだろうし全力で追われたら数分で追い付かれて討伐されちゃうよ…
…こんな事考えてる間に逃げるのが先決か!
「ぐ…が…」
ズルッ…ズズッ…ズッ…
う、動け!俺の体っ!
この瞬間にも村人がここに駆けつけようとしてるかも知れないんだぞ!?
早くこの場を離れないと頭蓋骨カチ割られで即ご臨終なんだ!
動け…動け!俺の足っ!!
ズルッ…ズズッ…
アカーーン!無理だぁーー!
ーガラッ…ー
あ、ここは…確か地下室がある場所だ
と、とにかくここに入って瓦礫でカモフラージュしてやり過ごそう!
ーガララ…ゴソゴソ…ガラッ…ー
(不安だらけだが…もう選択肢が残ってないや…見つかったら短いゾンビ生ともお別れだな…)
…ダダダダッ‼
「おい、ここにゾンビがいたんだな?」
「うん」
「…いないぞ?何処に行った⁉」
ーガララッ‼ドサッ‼ー
おいおいおいおい!家捜しはマズイだろ?いますよ、ここに。
見つかったらどうなるか?なんて火を見るよりも明らかですよ?
ーガララッ‼バタン‼…シーン…ー
「チッ、逃げたのか?おい、シーラグ‼外を見回るぞ‼」
(あ⁉シーラグさんとシーランさんか?「やっほー」って出たいけど…この状況なら確実に敵対化するな、きっと)
ーギィィ~…バタン‼ー
…ダダダ…
(…ふぅ、とりあえず最大の危機は去ったな。多分…)
ーガララ…ー
このままだと戻ってきて家捜し再開されたらアウトだし出て逃げても見つかるのがオチか
。。。八方塞がりだな。これは
とりあえず2話分を先行投稿します。
展開が重めで執筆が進んでませんので
本編の投稿が完了したら頑張ります?