魔術の三大要素②「魔術陣」
|魔術陣《MagicalCircuit》とは、魔術を使う際に回路として用いられる幾何学模様や文字の配置を指す。
日本においては魔法陣の名前で知られていることが多いが、実際のところは魔術陣であり、魔法陣の名は魔術世界においては魔術陣の中でも特殊なものを指す(これについては後ほど述べる)。
回路の種類は様々あるが、魔術陣はとくに文章以外の回路を広く指し示す。置換回路(別項にて述べる)なども魔術陣の内に分類される回路である。
魔術陣の中でも最もポピュラーなものが図形と文字を用いた魔術陣である。中でも特に円を集陣(*注1)の最外要素(*注2)とする場合、|魔法円《MagicalCircle》と呼ばれる。また、ペンタグラムなど、ひとつの要素のみで構成される魔術陣を厳密には図形回路と呼ぶ。記述式詠唱文(*注3)のない魔法陣も図形回路に含まれる。ヒエログリフに代表される象形文字なども図形回路の一つである。(また、漢字の一部やサンスクリットなど)
魔術陣は様々な方法で使う。魔術陣を描くことを描陣という。描陣する際は基本的にどのような筆記具を用いても良いが、術によっては特定の画材を用いることによって、効果を発揮するものもある。
魔術陣は魔術の三大要素の一つであるが、必ずしも必要であるとは限らない。(//(設定変更)魔術陣を頭の中で思い浮かべる「エア・ペインティング」//)、魔術陣をそもそも使用せずに脳内で回路を組み立てる「ノンペインティング」などである。
↓----2014/01/25設定追加分-----↓
一度組んだことのある魔術陣を、その発動する魔術とは別に、わずかな魔力を用い空間描陣する方法がある。これを「エア」と呼び、大規模な魔術陣であっても一瞬で起動することができる。しかし、空間描陣は幻影系の魔術となり、そちらの知識が必要となる。さらに、発動に魔力、おもにオドが必要であるため、感知されやすい。
注1:幾何学模様などをまとめる一番外の図形。
注2:魔術陣において図形の一番外側に位置するもののこと。
注3:魔術陣に描かれる文章。単語であったり、文章であったりする。




