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-始原の書- 【うちの魔術設定】  作者: マナ'
第二章 「協会」
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逆聖地

 逆聖地(英:Anti-sacred place)とは、その名の通り聖地の真逆の存在である。奇跡の刻まれた土地を聖地とするならば、逆聖地は惨劇の刻まれた場所である。

 「惨劇」の内容は土地によって様々である。戦争中に虐殺が行われた場所であったり、悲惨な事件が起きた場所であったり、それが人間の総体的意志にとって「惨劇」であるとするならばそこは逆聖地として「負の記憶」を刻まれることになる。

 協会が認定しているだけでも1万以上あるとされ、聖地よりもその数は多い。

 「負の記憶」が刻まれた逆聖地では度々、マナの変質を起こす。このマナの変質は魔術師にとって不都合であることが多い。というのも、マナそのものにも負の記憶が溶け出し、魔力を扱う魔術師がそこを訪れるとマナを感知するときにその記憶に感化されてしまう場合がある。実際に、逆聖地に派遣された魔術師がその場で吐き気や目眩、頭痛などを訴えるケースが多く、また戻ってきてからでも精神に病み、自殺したということもある。

 そのため、協会は所属魔術師に逆聖地に近づかないよう勧告し、逆聖地に派遣される魔術師は精神的に一定の水準を上回る者に限られている。

 それでも年に数十件逆聖地が絡んだと思われる協会所属魔術師の自殺が報告されており、協会では逆聖地の無害化の研究を進めているが、実を結んでいない。

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