録音型魔術[魔術の発動/記憶型]
録音型魔術(録音型:type-record)は魔術の発動/記憶型の一つで、何らかの外部記録メディアに魔術の一連の要素を記憶させることによって魔術を保存、またはその記憶させた情報を再生することによって魔術を再現する技術。また媒介型魔術の一つとして扱われる。
古くから、記述式詠唱文を書いたものに魔術をこめて、読んだものに魔術を再生するという魔術が存在したが、そちらは録音型とは呼ばず、筆記型魔術と呼ぶ。
録音型魔術はとくに、音声情報、動画情報メディアに記録した場合に用いられる。
映像型と音声型の二つに分類され、前者は魔術詠唱、サイン、キャッチ、魔術陣など多くの要素を付加できるが、後者は詠唱のみとなる。ただし、いずれにせよ記録相対に魔力を込めて魔具化して使用する。
録音型魔術にはレコード、VHS、カセットテープ、CDなど様々なメディアが用いられるが、ディジタル化されたメディアは魔力の付加が難しく、また魔力容量も小さい。しかし、再生した時の質の点で言えばディジタル化されたメディアのほうがよいため、術の精密さは高い。したがって、ディジタル化されたメディアについては、威力<精密さとなる。




