三大原初魔術
この頁では三大原初魔術について、三つまとめて簡単に説明をする。
①操火術
起源は人間が火というものを扱いはじめた頃にまで遡る。人間にとって、その当時、火というものは夜の闇を照らしてくれたりする便利なものでもあったが、反面触ることも出来ず自分たちの力では統御できるものではなかった。そんな中、一部の人間はその火をどうにか自分たちの思うがままに出来ないかと考え、そこから火を操る操火術が自然と生まれた。初めは、小さな火をおこしたり、火の維持、威力の調節など、力の弱いものであったが、時代が進むに連れ、操火術はどんどん発展していった。最も古い魔術であるが、未だに研究は続けられており、さらに術の練度は向上している。
②天恵術
どこが起源か定かではないが、大昔、様々な地域でほぼ同時に成立していったとされる術である。その内容は、主に天候の簡易操作である。小規模の範囲であるが、耕作に有利なように天候を操作する。とくに限られた人間しか扱えない高度な術であった。現代ではその技術はほとんど失われており、「協会」においては魔法と認定されている。
③呪術
自分たちに幸福をもたらす術が生まれれば、どういうわけか自然と他人を貶める術が発生していく。呪術も太古から存在した魔術である。詳しくは別項にて述べるが、呪術は大きく「ポジティブマジック」と「ネガティブマジック」に分けられる。前者は対象と相対的に自分の地位などを向上させることで他人を貶める術であり、後者は対象そのものを貶める術である。呪術は各地で様々な形態を持っており、現代でもたくさんの呪術がある。




