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困惑しながらも流星はしばらく入院することになったのだが、ここからが問題だったって後にはるかが語る。
病室でウロチョロしはじめたんです突然、伏せるしわけわかんないって!でも瞳と幸介は唖然としてる。
はるかと瞳は声をそろえた『お兄ちゃん…』
医師は蘇生の際になんらかの意識障害が残ったのかも知れません、
流星くんはもう自分が誰だかもわからずにいるのかもしれませんね
そうだった場合もう以前の流星君と同じような生活は厳しいかも知れませんね。
兄はとにかく入院するすることになり、検査までは安静にしてるとのことなんですがわ
着替えとか必要最小限のものは持ってきてくださいって事なんで、私が1人で来ることになったんです。
病室に入ると周りに誰もいない部屋に兄がいました。
何処を見てるのかなーーってくらい遠い目で外を眺めていました。
私が部屋にはいるなり舌をだしてこっちをみてました、ここ置いとくね?
看護婦さんもいないし、静まりかえった部屋だけど兄の表情から昔どこか懐かしい感じがするけど
今のお兄ちゃんには全く言葉が通じない、
通じないけど、またあの時みたいに絶望的な状況から目を覚ました時みたいに
また奇跡が起きてしゃべりだすとしんじていると…そう思っていたら。
いきなり立ち上がっておしっこ?だっだめこでしないでお兄ちゃん!
ボタンを押そうとナースコールでもしようとしたら