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一方でその頃シバサの元にデイビスがいた。『どうだい人間界、人間としての人生は?』
シバサはキョトンとした顔しながら心で返した。『なんでもなれない』
こんなに体をあらうのか?朝も早いというか、勝手に目が覚めるのが早い、犬時代はもっとねれたのに
でも変なんだよな、ちっとも歯がゆくない、あの時は眠くて、歯がゆくて毎日何か噛んでないと気がすまなかったのにな。
デイビスは笑って答えた『アハハハ、君は格段に生き物レベルが上がってしまったからね』『大出世もいいとこじゃないか』
『それにまだ慣れないよまだ君は14日しかこの世界にいないんだ』『苦労して当然だよ』
シバサは答えた『もうめんどくさい人間はどうしてこんなにめんどいんだ、服も着替えて、歯も磨いて、
土足では部屋はあるけないし』『でもな匂いだけは犬のまま感じるんだ』
『犬としての能力はのこってるんだね』『え??』『まぁでも歯がゆいのないのは便利かな、ジャーキーは卒業したけど』(どーも口あわん)
デイビスはクスっと笑うと、そこへはるかが入って来た。
『やぱさっきの脱衣所の影はあなただったのね』
『やっぱ?…あそう僕にとっては壁は壁じゃなくなる』『道とかも僕には意味がない』
得意げに話してると、はるかが質問してきた。
『そういえば兄と話してたように見えたけど、言葉通じるの?』




