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すると、父親が『もう一度さっきの話はなんだい?』って聞いてきた。
私は戸惑いながらも答えた。あのさ。信じてもらえるかわからないけど、父親の顔を見ながら話をした。
『お兄ちゃんは、シバサだよ。』父はあっけにとられた顔をしていた。
それにお兄ちゃんはの魂は今もうここにいないって、ごめんパパ信じてもらえないよね?
パパは少しだけ黙ったまま、すぐにママを呼んで同じ説明をしてもらうように私に頼んだ。
ママにも話したら。ママも薄々はまさかねって思っていたけど、流星が戻って来たって事が嬉しかったから、
そのまま時が止まっていてほしかったと言い出した。顔を見てなかったけど、泣いてたのが分かった。
まさか自分の息子の魂はどっかにいってしまい。愛犬だったシバサがいま代わりに此処にいる。
ダメ元だけどママに伝えた。可能性がないわけじゃないけど、お兄ちゃんは今何処かを彷徨ってるなら。
まだどこかにいて此処に戻ってくるんじゃないかなって?
私の勝手な想像なんだけどね。するとママは私の手を握って、
こう答えた。人はいつか死んじゃうから、いいのよ。例え今はシバサでも息子は息子よ。そりゃ戻ってきてくれるなら嬉しいけどね。私はもう、あの時先生に脳死だと言われた時から、もう息子に会えないって覚悟を決めたわ、
だから、あなたが言うように転生したって言うのも、魂が何処か彷徨ってるていうのも、信じられるわ
でも、今は今でこの子も私の息子なのよ、例えそれが飼い犬のだったとしてもね。




