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探偵は女子高生と共にやって来る。(感謝150,000PV達成)  作者: 飛鳥 進
第参拾玖話-引導
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引導-24

 その日、長四郎は北条恒のその後を聞くためお台場海浜公園へ来ていた。


 ベンチに座り海を眺めていると、「お待たせ」と佐藤田警部補が姿を現した。


「いえ、海は良いですね」


「そぉ? それより、はいこれ」


 そう言って、長四郎に茶封筒を手渡す。


 捜査報告書が入っていたので、それを取り出し長四郎は中身を検める。


 逮捕された北条は依然として、葛城唯奈を殺害した事を認めておらず遺棄した遺体も知らんっの一点で通しているらしい。


「しぶといですね」


「でも、物的証拠は屋敷から出てきたから時間の問題だよ」


「そうですか・・・・・・ 林田は?」


「ああ、彼ね。彼もね、島倉さん殺害を認めたよ。どうも、裏切りに出たらしい」


「それだけで、薬漬けにして殺すとは下種な奴ですね・・・・・・」


「うん、明野が張り切ってるよ」


「秋谷は?」



「彼は、意外にもすんなりと自供しているよ。驚く程にね」


「何か企んでていると?」


「う~ん。どうだろう。ま、北条恒の後ろ盾がないと何もできないから。無理なんじゃない?」


「なら、大丈夫そうですね。これ、使わせて頂きます」長四郎は茶封筒を見せつけながら佐藤田警部補に尋ねるとOKサインをする。


「じゃ」


 二人は別れた。長四郎は浜辺を歩きながら、今回の事件を振り返るのだった。

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