表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
探偵は女子高生と共にやって来る。(感謝150,000PV達成)  作者: 飛鳥 進
番外編~羅猛燐の昼休憩~
271/758

番外編~羅猛燐の昼休憩~

1ヶ月前

 羅猛 燐(らもう りん)は友人の海部(うみべ) リリと共に昼食を食べていた。

 今日のメニューは、ライス、餃子一人前ハーフサイズ、ラーメン(醬油)のラーメン定食だ。

 勿論、ライスは大盛りである。

 ズズズズッと美味しいそうに麺をすする燐に対して、リリはというとラーメンに目は向かずスマホに集中していた。

「ねぇ、さっきから何見てるの?」

「言ってなかったけ? 私、彼氏できるかもしれないの」

「彼氏!?」

 燐が素っ頓狂な声をあげるので、周りの生徒達の視線が一気に集まる。

「何でもありませんから。はははっ」燐が愛想笑いを浮かべながら誤魔化すと、生徒達は自分の食事に戻る。

「私に彼氏ができたらご不満な訳?」

「いや、そういう訳じゃないけど」

 燐はそう答えると餃子と白米を口に入れる。

「どんな人か、見る?」

 ここで断ったら後々、面倒くさいことになりそうなので「見る」と興味がありますよと言う素振りを見せる。

 リリは分かりやすい笑顔で、燐に彼氏候補の男の写真を見せてきた。

 男の風貌は、今風の塩顔イケメンといった感じで写真も加工されたのがあまり感じられない仕様のものであった。

「結構、イケメンじゃん」

「結構? かなりでしょ」

「そうですね。で、どこで知り合ったの?」

「ヘロンのトークルーム」

 ヘロンのトークルームとは、無料通話アプリ「ヘロン」のアプリ内にある不特定多数の人間と共通の話題を無料で会話できるサービスのことである。

「ヘロンのトークルームって、なんて今風な」

「でしょ。オフ会で会ったんだけど、めっちゃ口説かれてさ」

「顔が良いからOKしたって訳?」燐は呆れ口調で言うと「いや、OKしてないし。でも、話も面白いから良いかなぁ~なんて」リリは幸せ一杯だと言わんばかりな顔で答える。

 だが、この時燐は知る由もなかった。

 あのような事件になるとは・・・・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ