練習スケジュールと内容
俺のある日の練習はこんな感じだ。
先ず、同じ部活に入った事で再開した勝子との朝練で以下のトレーニングを行う。
①ロードワーク5km
②50メートルダッシュ5本
③100メートルダッシュ2本
これはC級ライセンス(4回戦)のプロボクサーの練習量を参考にしたらしい。
B級ライセンス(6回戦)ならロードワークを7km、A級ライセンス(8回戦以上)なら8km位走る必要があるらしいが、勝子がオーバーワークになりがちな俺の事を考慮して、最低限である5kmに設定しているらしい。
昼休みはペンシルサッカード・トレーニングの様な視覚のトレーニングを行う。
そして、放課後、部活でのメニューは以下の様に決まっている。
時間は各ラウンドの合計、ラウンド間の1分のインターバルを含んだものだ。
①ウォーミングアップ(ストレッチ)+ロープスキッピング(10分)
②シャドーボクシング(3R=11分)
③ミット打ち(3R=11分)
④サンドバッグ(3R=11分)
⑤パンチングボール・シングルボール(2R=7分)
⑥パンチングボール・ダブルボール(2R=7分)
⑦スパーリング(マスボクシング)(3R=11分)
⑧筋力トレーニング(20分)
⑨クールダウン(10分)
部活で2時間の練習終了後はキックボクシングジムに行き、中級クラス(アマチュア大会出場を目指すレベル)の場合、練習は以下の内容だった。
①ウォーミングアップ(ストレッチ)(5分)
②パンチとキック基本フォームの練習(ワンツー、ミドルキック等)(3R=5分)
③パンチのみのシャドー(1R =3分)
④蹴りを含めたシャドー(2R=7分)
⑤キックミット(3R=11分)
⑥受け返し(予め取り決めた攻撃を防いで攻撃を返す練習。4R=11分)
⑦マススパーリング(パンチのみ、キックのみ1R、アマチュアルール2R。合計4R=11分)
⑧首相撲(3R=11分)
⑨クールダウン(5分)
クラス終了後、クラス練習の復習と、サンドバッグ、マススパーリングを中心に合計50分程自主トレーニングを行う。
マススパーリングは極力階級が上のフェザー級やライト級でアマチュアの試合に出場経験がある人にお願いしている。
普段はこんな感じだが、喧嘩当日に備え、疲労がたまらぬ様に朝のロードワークは散歩にして、ジムの自主トレーニングはマススパーリングのみにして早めに切り上げる事にした。
ボクシングとキックボクシングの二足の草鞋は大変だったが、以前存在したボクシングクラスでボクシングの経験もある程度していたので、割とすんなりと両方をこなす事が出来た。
具体的な練習内容に興味をお持ちの方は拙作「ヤンキー女子高生の下僕はキックボクサーを目指しています!」の12話~14話に中級クラスのキックボクシング、19話にボクシングの練習風景に大体書いてあります(一部上記メニューと若干時間が違いますがご了承下さい)のでそちらをご覧ください。




