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イリュージョンライト~伝説覚醒~ヤンキー女子高生の下僕は〇〇になりました  作者: 麗玲
第1章 ヤンキー女子高生の下僕は生きて二年生に進級出来ました。
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交渉の条件

「いや、俺は麗衣の同級生。一応君の先輩にあたるんだけどね」


「え? マジ? もしかしてこれがリアル合法ポルノって感じ?」


 合法ポルノって幼女顔の大人の女性とか、ロリババアとかそんなキャラの事を指すんだっけ?


「何で俺がポルノなんだよ!」


「てゆうかぁ~君かあいぃから、オッパイ触らせてあげたくなるしぃ~、膝枕もう一回ぐらいしてあげたい系?」


 流麗の言葉により瞬時で空気が凍り付き、一気に体感温度が10℃ほど下がった様な寒気を感じた。


「武テメェ……あたしのパンツをちょくちょく覗くだけじゃ飽き足らず、何時の間にか人の妹分にまでチョッカイだしてやがったんか?」


「ねぇ下僕武……アンタをパンチミットの代わりにしてボクシングの練習をしていいかしら?」


 拳をパキポキと鳴らす麗衣と勝子に詰め寄られ、俺は何も悪くもないのに冷や汗が止まらなかった。


「酷いです武先輩……やっぱりオッパイが大きい子が好きなんですね……」


 香織は自分の胸に目を落とし、恨めしそうな声を上げた。


 いや、何で香織まで怒っている訳?


「一寸待って! 流麗さんとはこの前偶然知り合ったばかりで、やましい仲じゃないんだ!」


 俺は強引に話題を変え、流麗に言った。


「それよりも、このままじゃ俺達も君達も困った事になるから話を聞いて欲しいんだ」


「あーし達と麗衣ちゃん達も困るって事?」


 俺が必死に訴えると、ようやく流麗や麗衣達も耳を傾けてくれるようになった。


「君達がヤッた不良達の中に『麗』と比較的友好な不良グループが居るんだよ。そこのリーダー格の人が君達の件で怒っているみたいで、その人自体はヤル気は無いみたいだけれど、これ以上被害が広がったら動かざるを得ない状況なんだよ」


「でも、不良なんでしょ? 良いじゃん、何時でも受けて立つって伝えといて」


 流麗は平然とした顔で言った。

 顔だけでなく、悪いところまで麗衣そっくりだ。


「その人は昔は散々ヤンチャしていたけれど、今はもう堅気なんだよ。だから喧嘩なんかさせる訳には行かない。とにかく、君達にはこの辺の不良に手を出さないで欲しいんだ」


「でも、この辺にタケル君の仇が居たらどうするの? あーしは君の事を聞く義理も無いよ。……いや、君にはこの前助けられたっけ」


 成り行きで流麗を狙っていた相田とタイマンをした事だろうか?


 あの時は拳サポーターをお礼に貰ったから、貸しを作ったとは考えていないが、流麗の方はそうは思っていない様だ。


「そうだね……君のいう事なら考えてあげても良いよ」


 流麗はあっさりと受け入れた……と思いきや、次に彼女の口から洩れた言葉は俺達を唖然とさせた。


「でも、条件があるよ『麗』と『NEO麗』で対抗戦をやって、あーし達に勝てたら言う事を聞くよ」

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