0話
これは
太古の地球、神々と呼ばれる存在は原始の平野に宇宙船で降り立ち巨大な街を作った。そして様々な動物や植物を創造し最後に人間を作り、
長い時が経ち万能で不可能のない神々は退屈し、新たな旅に出ることを決意する。しかし十二柱のうちの巫女姫だった少女は、たった一人地球に残り「子供たち」と呼ばれる人間を守護する役割を自らに課し眠りにつく。
そうして数万年が過ぎ少女は一切の記憶を失っていた。覚えているのはある言葉それを探してオリオンペテルギウスは共に世界を旅する物語
「ばぁさん。赤子の鳴き声が聞こえんか?」
「こんな山奥にかい?どこかしらねぇ」
「あ、ばぁさんや、こんな所にクルミ布に包まれた赤子がおるでな」
「捨て子かねぇ可愛そうに。牛のミルクはあったはずだよ。」
「まて、紙が挟んである。どれどれ(オリオン・ペテルギウス)…この子の名かねぇ」
「じぃさん星空が綺麗だねぇこの子は星の元に生まれたのかもしれないねぇ」
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~~15年後~~
「じっちゃんばっちゃん。俺そろそろ行くよ!」
「もう王都へ行くのか」
「うん!」
「オリオンも15歳。立派な大人だからねぇ…忘れ物はないかい?」
「ないよ!ほら、じっちゃんもばっちゃんも泣かないでよ!」
「泣いとらん!…いつでも帰ってきていいんじゃぞ?」
「そう、お前は私たちの宝だからねぇ胸張って行ってらっしゃい」
「育ててくれてありがとう。オリオン・ペテルギウス。行ってまいります」
「「行ってらっしゃい」」
~~こうして数奇な物語が始まる~~
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