キミの小さな心に芽生えた宝物を僕が守るからね!
僕の名前は 【マスター】
彼女の名前は『黒川 カナ』 僕はカナちゃんの心の中で僕が生まれたんだ...!
小さなカナちゃんが、4歳の時の事、、、。
近所に住んでいるハルミちゃんの事で、お母さんにこんな事を聞いていたんだ!
『ママ! 今日ね、ミハルちゃんが大切に飼っていたインコのつぶらちゃんが
死んじゃったんだって! ハルミちゃん、ずっと泣いていたんだよ、、、!
でもどうして、、、? そんなに“悲しい”の、、、?』
『カナには、まだ“悲しい”の意味が分からないのね! ハルミちゃんは、凄く
つぶらちゃんの事を大事に想っていたんだよ! だから悲しいの! 涙が止ま
らないぐらい、泣いていたんでしょうね!』
『・・・うん! ママ、ハルミちゃんは“凄く悲しいかったんだね”』
『そうね! いつか、カナにも分かる時がくるわ!』
『カナは分かりたくない! あんなにハルミちゃんが悲しそうにしてたから!』
『でもね、、、? カナ、人はそうして大人になっていくのよ! カナは大人
になりたくないの、、、?』
『ううん、カナも大人になりたい!!!』
『じゃ、カナも頑張らないとね!』
『うん!』
▽
カナちゃんは、少しずつだけど成長している...。
【心の成長】そんなカナちゃんを、僕はずっと見守っているんだよ!
カナちゃんが、6歳になったばかりの時に大好きだったおばあちゃんが
亡くなってしまった......。
あの時のカナちゃんは、やっと【悲しい】の意味が心に沁みるほど、、、。
凄く悲しかったと思う、、、。
ずっと泣いていたしね、、、!
そしてカナちゃんが、お母さんに聞いていたね!
『ママ!』
『うーん? なーに、カナ?』
『どうして、生きているモノは、死んじゃうの、、、?』
『どうしてかしらね? ずっとずっと生きている事は難しいわね、、、?』
『・・・どうして?』
『そうね! ママはこう思うのよ! 長く生きているとね! いろんな事を
知る事になるでしょ? 辛い事や苦しい事を何処かに置いていかなくてはい
けないの! この体もそう! 何時かは、みんな土に返っていってまた新しい
生命が産まれてくる! 人間はその繰り返しなのよ!』
『・・・・・・』
『まだまだカナには先の話だし、分からなくてもいい! 今、カナとママが
居れるこの時間を大事にしょうね!』
『・・・うん。』
*
僕は、カナちゃんの小さな心に芽生えたこの気持ちを大事にしたい、、!!!
キミの成長は、これからも止まることなく続いて行くだろう...。
僕は、どんな事があってもカナちゃんの味方だから、、、!
キミの心の成長を1番近くで見ているからね!
『優しい子に、育つんだよ!』
最後までお読みいただきありがとうございます。