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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
騎士と姫君
93/95

騎士でもなく、姫でもなく

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 天から降り注ぐその白い光は、怪物の身体から毒を消し去り、傷を癒しました。騎士たちは時間が止まってしまったかのようにピクリとも動きません。突然起こった奇蹟にお姫様は目を丸くしましたが、すぐに振り返って怪物の様子を確かめました。怪物は顔を上げ、お姫様をじっと見つめました。怪物は、お姫様を救わなければならないと一方的に思い込んでいた自分を、恥ずかしく思いました。お姫様は、ただ救われることを待っているだけの、無力な人ではなかったのです。


 驚きました。

 少し見ぬ間に、とても美しくなられた。


 お姫様ははにかむように微笑みを返します。


 行きましょう。私たちのあるべき場所に。


 お姫様は、怪物に向かってそっと手を差し出しました。

 怪物は、差し出された手に自らの手を重ねました。

 ふたりは手を取り合って、暗く深い森の奥を目指して歩き始めました。


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