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妖精と姫君 -1-
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妖精はハッとしました。お姫様の瞳には、つい先ほどまであった迷いや、弱さや、甘えや、諦めが消えていたのです。お姫様の瞳に今、宿っているのは、妖精が今まで見たことのあるどんなルビーよりも美しい、勇気の光でした。
その瞳に魅入られたように、妖精は思わず、こう答えていました。
望むすべてが。
……ありがとう。
お姫様は美しく微笑むと、
力を、貸してくれる?
妖精の瞳をまっすぐに見つめて、そう問いかけました。
妖精はいつものように、にやりと不敵な笑みを浮かべると、自信ありげに胸をそらしました。
お安い御用だお姫さま。
あなたの勇気が尽きない限り、僕の魔法はあなたの味方さ。
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