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姫君 -1-
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生きている。あの方は、生きている!
お姫様は妖精に手を伸ばすと、そっと胸に抱きしめました。
ありがとう、
伝えてくれて。
何度もありがとうと繰り返すお姫様に、少しばつの悪そうな顔をして、妖精はお姫様の手から逃れました。
お姫様は何度も、何度も、よかった、本当によかった、と繰り返しました。涙はとめどなくあふれます。どれほどの間、そうしていたことでしょう。やがてお姫様は、涙を自らの手で拭うと、椅子に座りなおし、大きな安堵のため息を吐きました。
もうだいじょうぶ。
だって、もうすぐあの方がここに来てくれるのだから。
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