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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
怪物
81/95

騎士 -3-

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 騎士は、大の字になって地面に横たわり、自分が戦いにおいても器量においても怪物に負けたことを自覚して、大きく長いため息をつきました。

 騎士が怪物に渡したものは、本当は痛み止めなどではなく、体をしびれさせる毒でした。本来は、助かる見込みのないほどの深手を負った仲間に飲ませ、苦しむことなく死を迎えられるようにするためのものです。素直にあの毒を飲んだ怪物はきっと、三十分もしないうちに動けなくなってしまうでしょう。そうなれば、もはや怪物が夜明けより前にお姫様の許へたどり着くことはありません。夜が明け、お姫様が婚礼の馬車に乗せられたら、こちらの勝ちです。騎士は戦いに敗れながら命を奪われることもなく、怪物をだまして勝利を手にするのです。

 名誉も誇りもない勝利に、騎士は自らの手で顔を覆いました。


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