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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
怪物
74/95

王 -2-

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 森は再び、招かれざる侵入者たちの気配にざわついていました。王はお姫様を連れ戻した騎士たちが怪物の死を見届けなかったことを強く叱責し、今度は怪物の討伐のための兵を森へ遣わしたのです。もし怪物が生きていたら、またお姫様を奪いに城に来るかもしれません。貴族の館に辿り着くまで、お姫様には無事でいてもらわなければ困るのです。

 王は婚礼の準備を急がせるよう臣下に命じると、深く苛立ったため息を吐きました。


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