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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
怪物
70/95

妖精 -1-

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 森を柔らかに照らす朝日の下、地面に倒れて動かない怪物を空中から見下ろしながら、妖精は自分がどうしてここにいるのか分からず、戸惑っていました。怪物が宝石や金貨を持っているはずもありません。お姫様が身に着けていた美しい宝石は、もうすべてもらってしまいました。こんなところに戻ってきても、妖精にはもう何の得もないのです。それでも妖精は、なんとなく気になって、戻ってきてしまったのです。



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