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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
はじまりとおわり
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過去 -32-

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 怪物の瞳を見上げたそのとき、お姫様は、終わったのだと思いました。誰にも理解されることなく、泣いてばかりいる日々が終わったのだと。深く静かな孤独を湛えた蒼い瞳に引き寄せられるように、お姫様は怪物のほうへと手を伸ばしました。


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