表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
はじまりとおわり
49/95

現在 -24-

_____________________________________

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 お困りのようだね、おふたりさん。


 耳になじんだ声が、駆ける怪物のすぐ横から聞こえます。


 僕の力が必要なんじゃないのかい?


 妖精は嬉しそうに空中で足を組み、怪物たちを見ています。怪物は足を止め、腕に抱えたお姫様を下ろしました。お姫様は自らの手から指輪を外すと、両手で捧げ持つようにして妖精に差し出しました。


 早い、早いよお姫様。

 口上くらい聞いておくれよ。


 そうぶつぶつと言いながら、妖精はすばやく指輪を受け取り、魔法で小さくして腰の皮袋にしまいました。怪物はお姫様に、


 本当に良いのですか?


と問いかけました。お姫様は頷くと、


 私には何の価値もないものです。


と答えました。妖精は、この指輪の価値が分からないなんて、お姫様はなんて物知らずなのだろうと思いました。しかし、下手なことを言って気が変わってしまっては困ります。妖精は話題をそらそうと慌てて声を掛けました。


 本当は契約内容の説明が先なんだけど、それはまあいいや。

 要はあの犬っころどもをどうにかすればいいんだろう?

 やつらはよく妖精を追いかけまわしてくれるから、

 僕もそろそろお礼をしなきゃと思ってたんだ。

 妖精を敵に回すってことの意味を、

 鼻の頭からしっぽの先までしっかりと分からせてあげるよ。


 妖精はそう言って、にやりと意地の悪い笑いを浮かべました。


_____________________________________

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ