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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
はじまりとおわり
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現在 -13-

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 陽の光は容赦なく世界を照らし出し、森は朝の輝きに満ちていました。夜の森とは比べ物にならないほど、光の射す森の中は遠くまで見通すことができました。怪物の大きな体を見つけることはきっと、誰にでも容易いでしょう。

 森の中の人の気配は、昨夜よりも増えているようでした。追っ手たちはまだ、こちらの居場所に気付いてはいません。距離もそれなりにあるようです。しかし、ジリジリと背に迫る追っ手の影を感じて、怪物は言いようのない不吉な予感を覚えていました。


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