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騎士と姫君  作者: 曲尾 仁庵
はじまりとおわり
19/95

現在 -9-

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 妖精の魔法の力を目の当たりにしたお姫様は、目をまんまるにして妖精を見つめました。その様子に満足そうな笑みを浮かべると、妖精は大げさな身振りでお辞儀をしました。


 契約は果たされた。

 また何かありましたら、なんなりとお申し付けを。

 あなたが対価を支払う限り、僕の魔法はあなたの味方さ。


 妖精は顔を上げながら、さりげなくお姫様のほうに視線を走らせました。お姫様の胸元には美しい首飾りが輝いています。妖精はかすかに口元をほころばせると、ああ、そういえば、と言って、少々わざとらしい様子でぽんと手のひらを叩きました。


 夜の魔法は月の光が見せるまぼろし。

 日の出とともに消えてしまう。

 太陽が顔を出す前に、せいぜい遠くに逃げるんだね。


 妖精は怪物たちの頭の上をくるりと一周すると、夜空へと消えていきました。お姫様は妖精の背中に向かって、


 ありがとう


と声を掛けましたが、妖精は振り向くことも、返事をすることもありませんでした。


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