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知ってる?
妖精は魔法が使えるんだ。
夜の闇を無粋に照らす松明を、あっという間に消すこともできる。
夜更かしが過ぎる悪い子たちに、子守唄を歌うことだってね。
どうだい? いい話だろう?
大袈裟な身振りを交えながら、妖精はお姫様に話し続けます。
でも、僕だってヒマじゃない。
魔法を使うのも楽じゃあない。
何かを得たいと望むなら、何かを失わなきゃならない。
悲しいことにね、と眉をひそめ、芝居がかった様子で首を振ると、妖精はいよいよ、本題を切り出しました。
僕の魔法を買わないかい?
あなたがその美しいティアラをくれるなら、
僕の魔法はあなたを助けるだろう。
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