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七話

確かに剣の技術を教えてくださいと言った。実際に剣を教えてやるとも言ってもらった。これはとてもありがたいことなのだが、どうしてか、どうしてなのか、

「はい!もう八周だぞー!頑張れー!」

「ひ、ひぃー、、け、剣を教えてくれるのは、、?」

「まだだ。はいランニングに集中!」

「は、はいぃぃーー。」

という風になんとこの三日間剣を振るどころか見てさえもいないという事態になってしまった。まあ筋トレは分かるよ?明らかに力負けしてたしね。でも足については大丈夫なんじゃないだろうか?正直いって本気で走ったら追いつけないと思うんだけど。なにか思うことでもあったのだろうか?取りあえずは言う通りにしてはいる。次第に体力も切れて残り一周というときにはヘトヘトになりながら走っていた。

「ここまで走ったら終了だ!最後本気で走れよ!、、、はい終わり!お疲れアサシ。飲み物ここにあるぞ。休憩したら次はバランス感覚を鍛えるんだ。分かったか?」

「はぃぃーー。」

こんな気の抜けた返事しかできないくらい疲れていたのだ。しかもこれを三日も続けていればなおさらだ。三日坊主じゃなくて三日侍かな?この称号いいね。気に入った。

「しっかしお前この数日で凄く筋肉ついたよな。これにはびっくりしたぜ。」

数日言うてますけど三日ね三日。まあ言いたいことはわからなくはない。たしかにこの筋肉のつきかたは異常だ。まあ異世界に来ていることがもう異常を通り越してるんだけどね!

「、、今度俺と打ち合ってみるか?」

打ち合うというのは剣と剣で語るということだ。なにこれかっこいい。ほれちゃいそう。

「もちろん。僕の三日間の成果をぶつけるよ!」

よし。頑張ろうと意気揚々だったのだが、

「なぁアサシ。」

「なに?」

「本気でやってくれよ?」

「え、、?当たり前じゃないか。」

そんなのスポーツマンシップにのっとってないからね。大切だよスポーツマンシップ。

「前に似たようなことがあってな、、それで怪我を、、いや死なせてしまったんだ。」

「は?」

死なせてしまった?ていうことは殺したっていうことになるよね?間違いじゃないはず。ていうことは本当に、

「う、うん。本気でぶつかって君に勝つよ。」

「俺は試合になると手加減をしなくなってしまうから。最悪はマルセラ頼む。」

「、、、ええ。分かったわ。」

こんな練習試合があるだろうか?こんなに緊張感が漂いすこし寂しさを感じさせる試合が。

「じゃあ。やるか。」

「う、うん。」

いきなり変に緊張する。これでは力んでしまう。そんなときだった。

「アサシくん。ナットに勝ってね。そしてナットの打ち合い相手になってあげて。お願い。」

と言われてしまった。この願いに答えられない男がどこにいる?

「はい!」

「では両者構えて。、、、スタート!」

前に死闘をしたのに、三日後にはまた闘いだ。剣士というのはこんなに大変だったのだな。そう感慨にしたりながら僕は今走り出す。相手も同じタイミングだった。剣と剣が振るわれて激突する。男と男の友情の闘いが始まる。

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