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三話

「はぁいーーー!!?」

え?いや待ってくれよ。王様のお嫁さんになるだって?まあ護衛が付いてるんだから、偉い立場っていうのは分かるよ?でもまさか将来のお妃さんとその護衛さんに会うなんて。幸運といっていいのかなんやら。

「なんか話がすげえそれてるけど。改めて聞く。アサシお前うちに来るのか?」

あの話を聞いたあとだとさっきよりも凄く返事がしづらくなってしまった。

いやだって、将来のお妃さんの家だよ?何回も言ってるけど。行きづらい気持ち分かるよね?分かってくれるよね?でも(ナットに)介抱してくれたし。優しくしてくれたし。少しの間くらいはお世話にならせてもらいますか。

「少しの間ですが、小心者は小心者らしく頑張らせてもらいます。よろしくお願いします!」

「そうか!本当に来てくれるんだな?」

「はい!」

「よし!なら敬語はやめだ。アサシお前何歳だ?」

「14歳です、、あっ14歳だぁ。」

「敬語使わないとそんな気の抜けた言葉使いになるのかよ。なら敬語でいいよ。ていうか、同い年なんだな!親近感がわくなやっぱり。同年代のやつとは、最近あまり会ってないし。」

「どうしてですか?」

「同い年とわかって聞くと違和感半端じゃないな。それはだな、マルセラの護衛でマルセラの所から離れちゃいけないからだな。マルセラほとんど家で本読むか、庭で魔法の練習をするか、だもんな。」

「しょうがないじゃない。私たちの家の周辺に住んでいる子達、なんかうわべっ面だけ、仲良くしようとしてるように、見えるんだもの。」

「まー間違ってはいないわな。あいつらのへりくだった態度みてると、イライラすんだよな。」

異世界でも高貴な子達はなんというか変な人が多いらしい。勿論全員変な人というわけではない。実例がマルセラだ。ちなみにマルセラもナットの幼なじみということもあり、同い年だ。

「なぁアサシ。お前剣とか鍛練してたりするか?」

「してないけど。どうして?」

「いや、俺の剣の技術を教えようかなーって思ってさ。」

「え!!本当に!?」

「おーおーすごい食いつき。まあ教えるぜ?」

こんなに嬉しいことはない。これで僕の憧れの、大剣豪岡島龍大先生に一歩だけど、近づけるではないか。是非とも教えてもらおう。そう思い口に出そうとしたとき、

「着いたわよ!私たちの、そして今日から、アサシが少しの間お世話になる家よ!」

なんていうでかさだ。僕のご近所の農家さんが持っている農地の何倍、いや何百倍だろうか?あまりに大きすぎて驚きを通り越して呆れてしまった。こんなにお金を持っているなら、他に使う用途がないのかな?と、真剣に考えたくなる。しかし驚きはこれだけで終わらなかった。

「ナットお兄ちゃん!マルセラお姉さん!お帰りーー!!あれ?そこにいる男の人は誰?」

なんだか家のどこからか声が聞こえる。しかしどこにいるか分からない。するとナットが、

「ただいま!ミーナ!」

と大声をだした。いやどこにいるんですかね?どんなに探しても分からなかっため、ナットに聞いてみた。

「どこにいるの?ミーナさんは。」

「上をみてみろよ。おーー飛んだな。」

え?飛んだ?上にいる?いろいろな疑問が頭をよぎるが反射的に上をみる。すると、

「やっほーーーーーい!!!」

と元気よく飛んできた女の子の姿があった。本能的に避ける。自分の身が危ないからね。ミーナさんも危ないけど自分の身の方が大切だからね。しかしミーナさんは、そんなこと気にもせず落ちてきて、ズドーーーンというでかい音と共に降り立った。

「初めまして!私の名前はミーナと言います!貴方のお名前はなんですか?」

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