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二話

「ところで、アサシこれからお前どうすんの?」

「、、、、えっ?」

自己紹介を済ませてさあこれからどうしようと思った、矢先の発言だったため、反応が遅れてしまったが、そうだった。僕はおつかいを頼まれていたんだ。しかし、ここは間違いなく僕の住んでいる所ではない。そこで少し考えとある予想をたて、少し興奮し、そしてナットとマルセラに尋ねた。

「ここは都会ですか!?」

「「えっ?」」

いやだってさ、絶対こんなに高いビル僕の住んでいる所にないもん。人もこんなにいないし、テレビで何回か見たことのある都会のイメージにぴったりだ。疑いの余地はない!そう思って尋ねてみたところ、

「まぁ都会っていえば都会ね。でもアサシ君もここに来たのだから、それくらいはわかってるんじゃないの?」

「まさか、ここがどういうところか知らずに来たのか?」

という質問が返ってきた。どうもここは都会らしい。しかしうちの田舎からは都会っていえるところはすごく離れていたはず。ではここはどこだ?

「えぇ。そうなんです。ここがどういうところか知らずに来てしまったんです。ちなみにここはどこですか?」

するとナットとマルセラは凄く驚いた様子をみせ、答えてくれた。

「ここはニープケルナという場所。ここらへんを統治している今の王家も住んでいる所ね。でもここの場所は、今ほとんどの人が知ってると言っても過言ではない場所なのだけれど?アサシ君はどこから来たの?」

少し待ってほしい。まずニープケルナという場所は間違いなく日本にはない。そんな外国じみた県の名前は無かったはず。授業で習ったからね。そして、王家が住んでいる場所だと?日本は王政ではない。王と呼ばれる人は日本にはいないはずだ。天皇を王と呼んでいるのか?でもニープケルナとか呼ばれている場所に天皇は住んではいない。ではここはどこだ?まさか暑さで倒れているときに、外国に連れ去られた?そんな可能性はほとんどないが、まあそれが一番有力だ。では、なんていう国名だ?

「ここはなんていう国ですか?」

せめて知っている国名であってほしい。そういう希望をもって聞いてみたが、答えは想像していた答えとは似ても似つかない答えだった。

「国名?国名なんてものはねえよ。」

なんだって?国名はないだって?まさかそんなばかな。ん?またとある可能性が思い付いた。普通の状態だったら

、思い付いた瞬間に切り捨てるような考えだが、今は普通の状態ではなかった。その考えとは、

(異世界に来てしまったか!?)

さすがに口にはしなかったが、もしかしてここは、異世界なんじゃなかろうか?よしこれを聞けば、異世界かどうかはすぐにわかるような質問をしてやろう。

「この世界に魔法はありますか?」

「?え、えぇ、まあありますよ。私もナットも使えます。」

(な、なにぃ。)

「人間と動物のハーフみたいなやつは?」

「はいー?まあいたりましますよ。珍しいですけど。」

(なん、だ、と。ヤバイぞ。ほぼ確定じゃないか?)

そして最後と思ってこんな質問をする。

「ドラゴンとかいたりします?」

さっきの流れで、同じような質問をした。すると、マルセラは口ごもってしまった。代わりにナットが

「あぁいるな。どうしてそんな質問をする?そんなの当たり前だろ?」

マルセラの様子に少し疑問を抱いたが、そのあとにでた結論によって、頭から消えてしまった。(ドラゴンいるんかーい。ここは異世界です。間違いないです。えっえっどうしよう。ここの知識とかまったくないし、どうやって質問に返事をしよう。)

悩みに悩んだ挙げ句出した答えは、

「あの、僕名前以外なにも覚えていないんです。」

記憶喪失作戦決行!

「え!そうだったのか!」

信じてくれた!優しいなぁ!

「さっきの衝撃かなんかで記憶でも飛んだか?なぁアサシお前これから本当にどうするんだ?」

うーーん。確かに分からない。ここがどこなのかもはっきりしてないし。通貨とかもポケットに入っていた日本のしかないし。すると少しの間黙っていたマルセラが、

「なら私たちの住んでいる所に来ない?そうすれば力を貸してあげられるわ。」

という優しいお言葉をくださった。二人ともリア充とか妬んだりしていたが、優しすぎるな。不審者だったらどうするんだよ。まあ助けてもらっているんだから、そんな偉そうなことは言えないんだけど。とはいえこんな優しい言葉をもらい、しかもここがどういうところか分かっていないからちょうどいい。二人についていこう。そう結論をだし、返事をした。

「はい、そうさせてもらえるとうれしいです。」

するとナットが、

「おぉ!そうか!それはよかった!これからよろしくな!」

と手を出してきた。握手かな?しかし

、それよりもとても気になる疑問があった。

「あのー?もしかしてナットさんとマルセラさんってお付き合いをされているんですか?」

その質問が衝撃の事実を追加する。

「いいえ。違うわ。ナットは私の護衛よ。幼なじみでもあるけど。」

「そうだ。俺はマルセラを守る契約をしているからな。マルセラの家にも住ませてもらって、24時間護衛しているんだ。」

な、なにぃぃー!!!幼なじみだと?24時間護衛だと?こんな美女とか?ナットよ。羨ましい限りだ。しかしこれだけは聞きたいんだ。なんかずっと質問をしている気がするけど、気になるんだ。そうそれは!

「マルセラの家系はどんなのなの?」

我ながらおかしい質問だとは思っている。しかし気になるのだ。もしかしたら平民の僕が喋ることすら許されないような高貴な人かもしれないからね。

するとナットとマルセラが少し話始めた。小さく話しているが意識すると聞こえるくらいの大きさだ。その会話によると、

(言っても言いかな?まあ1週間後には告知されるんだけど。)

(いいんじゃねえか?アサシいいやつっぽいし。)

(そうね。言いましょう。大丈夫よね?)

(大丈夫だよ。安心しろよ。)

らしい。よっぽど秘密な事なのかね?とか思いつつ答えを待つ。まあそんなに凄くはないよね?とも思い気楽な思いで待っていた。するとマルセラがこちらを向き口を開いた。

「私は次の王が即位ときに妻として入る予定なの。まあほとんど確定してるけどね。」

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