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出会い

これから少しづつ書いていきたいと思います。


文字数は日により変わるかと思います。

ストック等はございません!


見切り発車で参ります!



(読者が100人越えますように!願)


音。

あー、また聞こえた。

僕は...僕は──。






8:20

いつも僕が家を出る大体の時間。

家を出て高校までは徒歩で向かう。

何時ものように特に何を考えるでもな無く、歩く。


教室に着けば、特に挨拶もなく自分の席である、窓側で後ろの端っこの席に着く。


特にすることもなく、耳にイヤフォンをさしながら窓の外に目を向ける。


イヤフォンから聞こえてくる音楽は、僕の心に響くこともなく流れ続けている。

窓の外には、先程までは居なかった教師が時間を気にしながら門の前で待機している。


眼下に写る何時もの光景。

そして、何時ものようにギリギリで突入してくる奴ら。


僕はこの何も変わらない。時間の流れすら感じられないような日常が永遠に続けば良いと思う。

それは、それが好ましいとか等では消して無いのだけれども。

それでも僕は...。




朝のチャイムが鳴る。

授業が始まる。

終わる。

始まる。

終わる。

繰り返して帰宅する。

そんな日常。


でも、今日は少しだけ違った。

またあの音色を聴いてしまった。

校門出て直ぐの所で集まっている女の子達の1人から。


僕は少しだけ奥歯を噛み締めながら、歩みを止めること無く進んだ。


家につくと妹にただ今を述べてから自室のベッドで仰向けになった。


「彼女は凡そ後三日後に──。」







朝目が覚める。

学校に行く。

席に着く。

何時もと変わらぬ光景。

でも、僕の心はささくれたっている。

変わらぬ日常など無いかの様にあの音が僕を嘲笑う。


ふと外に目をやると昨日の彼女が良くわからない女の子に絡まれていた。


罪悪感からか視線を下に落とした。


僕は─。







聞こえてしまった。私にしか聞こえないあの音を。

だから助けになりたい、回避不可避なら、闇の中の小さな光を産み出して上げたい。


きっとこれは私の自己満足。相手からしたら大きな御世話だと思う。

それでも、私が私であるために。


「あの、今少し時間ありますか?」

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