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傘旅  作者: m2lab
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ユウコとボクの出会い

電車で忘れられた傘を見かけました。入れ違いに座った男性が「忘れてますよ」と声をかけてくれました。「ごめんなさい、私のではないです」と答え電車を降りました。その傘の行方が気になって書いてみました。

 ボクは傘。

 彼女はとても長い時間を掛けて、ズラリと並んだ傘の中から、ボクとおんなじスタイルの2つ隣の傘を手に取った。

 それから、ボタンを押してポンと傘を開くと、じっくりと模様のチェックを始めた。

 その内ある一点を指でつつくと、傘を閉じてボクの4つ先の傘の隣に、じっくり眺められた傘は棒に帰ってきた。

 彼女は掛けた傘を次々持ち手をトントン叩きながら、ボクの持ち手で手を止めた。

 ボクを棒から取り上げると、彼女はさっきの傘のようにポンと開かれた。

 じっくり細かいところまで観察されて、ボクは緊張して、なぜか恥ずかしくて、とてもドキドキした。

 やがて彼女はボクを閉じると持ち手を持って、先で地べたをトントンと何かを確かめるように叩いた。

「これにする」

 そう言うと、彼女はボクの綴じ紐辺りを掴んで歩き出した。


 これがユウコとボクの馴れ初めってヤツ。


傘が電車で忘れられて、持ち主の元に戻ることが本当にあるのかどうかは分かりません。そうだったら良いなと思います。傘に限らず、電車の中に限らずですが。

物も色々考えてるのか。

書いてる内に思ったりしました。

私も結構、物落としたりなんやらで失くして、忘れてました。

持ち物が全て持ち主の元に帰ったりするツールがあれば失くし物もなくなるのになあ。……全て小型化して…いっそスマホのアプリになって呼び出せたら場所も取らずに片付けの手間もなくなるのかなあ。

なんて考えてしまいました。

そして、もう少し、持ち物大切にしようと反省しました。

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